教科書を全部持ち帰っていますか?
小学校にはいろいろな、?が付くようなルールがあると言われています。今回はよく取り上げられる「なぜ毎日教科書を全部持って帰らなければならないの?」について考えたいと思います。
*仙台うみの杜水族館:サンゴ
今まで勤務した中で、教科書を全部持ち帰らせていたのは、30年くらい前まででしょうか。最近では週に一回の教科の本などはすべて教室で預かっていました。昔は「時間割を合わせて用意をするのも勉強の一つ」と言っていたように思いますが、週に一回しかない教科の用意は忘れやすく、本を忘れると使うとき困るという難点があります。家で復習や予習をすることがない教科であれば、忘れてくるリスクがなくなる分、預かっておいた方が良いのです。ランドセルも軽くなりますしね。難点は置いておく場所の確保と、学年末に返すのを忘れてはいけないことくらいでしょうか。
そうです、ランドセルを軽くしようと思ったら、家で必要な分以外の物を学校に置いて大水槽
最終的には、今は持ち運んでいる一人一台の情報端末も、学校用と家庭用に一台ずつあれば、宿題や手紙もほぼペーパーレスにできるし、持ち物も大幅に軽くなります。・・・これは多くのお金がかかるのですぐにはできないかもしれませんが、コロナ対策で一人に一台があっという間に達成できたのですし、やればできると思うのですが。
また、その時に家庭への連絡に使うツールや授業用のソフトなども全国で統一すれば、先生同士がお互い作ったものを共有できるのに!もっと言えば企業と連携して、先生の意見を取り入れた小学校用の情報端末とソフトを独自開発してくれればいいのに。 ・・・・夢でしょうか?
*仙台うみの杜水族館:ダイオウグソクムシ
話を元に戻すと、今現在、教科書で毎日持ち帰りが必要なのは、宿題によく使う国語と算数くらいではないでしょうか。体操服やその都度いる教材などはあると思いますが、毎日すべて持ち帰る必要があるのかは疑問です。そのような学校がまだあるのを不思議に思うとともに、そうしている学校は子どもたちの忘れ物の少ない(親の世話が行き届いている)地域なのかしら、逆に何も置いて置けないほど荒れている学校なのかしらと考えてしまいます。
実際に我が子の中学では、学校に置いておくと無くなったり破損したりするからすべて持ち帰るよう言われていて、体育館シューズも毎回持ち帰っていました。もちろんクラブに使う道具も。おかげでリュックはいつもパンパン!重たすぎて1年に1つはリュックが壊れていました。
そんな事情がなければ、家庭学習で必要のないものは、学校に置いておくようにすれば、ランドセルの中も軽くなると思うのです。
これは、各学校で先生方が話し合ってルールを見直せばできることだと思うのですが・・・。
学校という世界では、「何となく今までのルールをそのままにしている。」ということが多い様に思います。どこかからクレームがつかないと変わらない。でも、時代が急激に変わっていくこの時代にあって、学校も時代に合わせてルールを見直していくことが大事ではないでしょうか。このルールはなぜあるのか?子どものためになっているのか?を見直す時期に来ていると思います。