きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

幸せに生きるための教育とは?

教育は何のためにあるのか?

子どもにとって教育を受けることは、日本国憲法の中に保障されている権利であり、保護者にとっては子どもたちに教育を受けさせるのは義務です。

では、何のために教育を受けなければならないのでしょうか?私は、「幸せに生きるため」だと思います。

人はどうすれば幸せに生きられるのでしょうか?

これも、いじめと一緒で、自分がどう思うかにかかっているので、小さなことにも幸せを感じられるほうが幸せと 言えるのですが、一般的にいろいろな事に困らない生活ができるということを基本に考えてみます。

例えば、今の世の中お金に困って給付を受けるにも申請しないといけません。また、制度自体を知っていなければそこまでもたどり着けません。つまり、助けを求めるにも、ある程度の物を読んだり書いたり、情報を取得したりという能力が必要なのです。また、自分のやりたいことをするためにも知識は必要ですし、第一やりたいことを探すためにもいろいろな経験が必要です。また、人は一人では生きられませんから、人とかかわるための知識も必要です。そんな諸々の事すべてが「幸せに生きるため」には必要なのだと思います。そのための教育が、「幸せに生きるための教育」なのだと思います。また、幸せを感じる心の教育も含まれるでしょう。

これは学校教育だけでなく、家庭教育から生涯教育まで広く当てはまるものだと思います。


学校での成績が良ければ幸せになれるわけでもないし、事業に成功して金持ちになったから幸せというわけでもないと思います。でも、親としてはついつい成績が良ければ、いい学校に入れば、幸せへの近道と考えがちです。つまらないのに勉強しても幸福感は味わえないけれど、一生懸命に打ち込めることを見つけられれば幸福感は味わえます


本の学校では教科の成績ばかり取り上げられますが、そうではないと思います。そこを保護者がわかっていないと、子どもを置き去りにした教育になります。勉強が無駄なのでも、好きな事ばかりさせた方がいいのでもありません。ある程度はイヤでもしないといけないことはあります。でも、小さいときから親の言いなりにさせるのではなく、どんなことに興味を持てるのかわかるように、自我を育てることが大事です。子どもは言いなりになりません。反対に言いなりになっていたらどこか歪んできます。おおらかに自分の進む道を選択できるような家庭の雰囲気が大事ではないかと思います。どんな事でも好きで取り組める子は強いです。

どの子にも幸せな人生が送れるような、そんな世の中であってほしいと願っています。そのための教育であってほしいと願っています。