きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

西国三十三か所巡り 播磨編1(花山院菩提寺)

9月の平日、彼岸も過ぎたのにまだ暑さの残るころ、西国三十三か所観音霊場巡りを進めるべく、播磨の地へ向かいました。

 

昨今高速道路のリニューアル工事で混雑するところも多いので、今回の旅は近場にも関わらず6時に出発。まあ、ゆっくり出ると時間的に損したような気になるので、我が家の旅行は基本的に朝早く出発するのです。

 

高速道路の渋滞もなく、途中で用事を済ませ、花山院菩提寺に到着したのは8時過ぎ。

東光山 花山院菩提寺(とうこうざん かざんいんぼだいじ)


花山院菩提寺
西国三十三か所巡りでは、番外に当たるお寺です。

 

花山天皇といえば、今年の大河ドラマ「光る君へ」に出てくる人。

奈良時代の伝承であった音霊場西国三十三か所巡りの中興の祖と言われています。

そして花山院菩提寺は、花山法皇の隠棲の地なのです。



ドラマで見ているせいか、なぜか身近に感じられました。

 

山道を登り(車で)境内に着くと見覚えが・・・。

 

10年以上前に両親を連れてきたはずなので、それでかな~?と思っていると、違いました。

数年前の薬師巡りで訪れていたのです。

*境内から

その時はなあ~ンにも感じなかったのですが・・・歴史を知ると身近に感じる!(テレビで見たあのお顔が浮かびます)

*幸福の七地蔵尊

 

少し秋の気配が漂う静かな境内で、ご本堂にお参りして御朱印をいただき、幸福の七地蔵尊花山法皇の御廟所にもお参りし、ほのかな秋を感じました。

 

紅葉の時期にはさらに美しそうでした。

*御廟

 

ちなみにここは山道協力費の500円のみ必要。

お寺の為だけの山道ですので、整備のためには必要ですよね!

子から親への暴力(後編)

どのようにすれば子どもと良好な関係が築けるのでしょうか?

 

まずは子どもをひとりの人間として認めることではないでしょうか?

乳児のころ親が絶対的保護者です。

 

けれども、自我が目覚めてきたら一人の人間です。

人格を認めてあげることが大事です。

 

これは、子どもの思う通りにさせる事でも、子どもの言うことを聞くことでもありません。

 

良い事は良い、悪いことは悪いと教えていくのも大事な親の務めです。

 

まずは「ダメ」と叱るだけではなく、何が悪いのかどうしていけないのかをきちんと話すことです。

 

その時の気分ではなく理由も話して説得するためには、親自身がきちんとした考え方を持っていなければなりません。

つまり、子育ては親育ちなのです。

そして、子どもの話を聞くこと。

子どもが話すことをまず受け入れて、その上でどうするかを子どもが納得する形で進める。

 

子どもの話に耳を傾けていると、それだけで子どもは認められた気持ちになります。

 

大人は、子どもが小さい頃は「話を聞き取る忍耐」が要ります。

 

でも、そのように努力すれば、話し合う素地ができ、結局は楽に子どもの気持ちを知ることが出来るだけでなく、子どもも周りの人とコミュニケーションをとることが出来るようになるのです。



また、ゲームやスマホタブレットを小さい子どもに持たせるのは感心しません

 

子守をしてくれるので、ついつい与えてしまいがちですが、発達期の子ども達にとってこれらの機器は有害であるというのは科学的にも証明されています。

ここでも、子どもが小さい時に親が手を抜くと後でしっぺ返しを食らうことになります。

 

子は親の背中を見て育ちます

「この親にしてこの子」と思うステキな親子をたくさん見てきました。

 

ただ、一生懸命に育てようとし過ぎても子どもには重荷です。

 

子育ては親の思うようにはならないのが当たりまえですから。

 

「子どもの人生は子どものもの」そう割り切っておくのも大事な事です。

 

親が楽しい人生を送ることで、子どもは生き方を学んでいくと思うのですがいかがでしょうか。

 

 

子育ては口で言ってもムダ

がんばり過ぎては絶対ダメ。

ゆったり楽しく子育てしてくださいね!

西国三十三か所巡り 琵琶湖編9

第十二番札所 岩間山正法寺(いわまさん しょうほうじ)(岩間寺

石山寺から車で15分ほど山の中に入った所にあるのが正法寺通称岩間寺です。

雷除けのお寺だそうです。

このお寺に着いたのが3時40分。お寺の閉門まであと20分

 

実は・・・

石山寺に行く時にナビは高速道路を指示していたのです。一般道で行くと1時間以上多くかかると・・・。

 

でも、前日一般道でもスムーズに進んだので、途中で昼食をとるのにも便利だろうということで一般道で行くことに。

 

滋賀をなめていました。前日の湖岸道路と違い、国道は信号の数も車の数もけた違い

ナビ通りにきっちり2時間近くかかってしまい、石山寺もそれなりに見て回ったら、時間がぎりぎりに・・・。

昼食もとれずじまい(;´Д`)

 

とりあえず細い山道を進み、なんとか間に合いましたが、本堂にお参りして、御朱印をいただいたらタイムアウト

 

本堂以外にも見どころがあったようなのですが、なにせ滑り込みだったので、かろうじてお参りだけすませ、お寺の中を散策する暇もなく、車に乗り帰宅の途につきました。

 

飲み物がなくなったので、自販機で買おうとしたら、山の自販機は「釣銭なし!」買えず!・・・

うちに着くまで我慢しました。

 

高速道路で帰ると1時間半。渋滞がなければ大阪から琵琶湖の西の端までは近いのです。

 

今回は、暑い中でしたが、思ったより沢山回れて、ホテルも素晴らしく、充実した旅になりました。

 

これも観音様のご加護なのかもしれません。

 

西国もあとまだ半分、まだまだ楽しみです。

子から親への暴力(前編)

いろいろな家庭内暴力がありますが・・・

10月29日付け朝日新聞「子から親への暴力 急増の背景は」という記事がありました。

石山寺

DVや児童虐待の法整備が進む一方で、親への暴力が増してきているというのです。

 

実際、事件としても子どもが親に手をかけた事件や、子どもの言いなりになり子どもの犯罪に加担した「札幌・すすきのでの殺人事件」などもありました。



この記事の中では原因についても述べられていて、「ゲーム依存でゲームを取り上げられたら暴力に走らざるを得ない」「教育虐待を受けた子どもが最終的に親へ暴力という形で復讐する」などのパターンが挙げられています。

 

家庭の中の問題はなかなか表に出にくいですし、当事者も隠そうとする傾向にあります。

 

実際、親の立場としては、子どもに暴力を振るわれるということは「子育ての失敗」という思いが強いでしょう。だから余計に人に相談できない!

でも、それではお互いに不幸です。

とりあえずリスタートしないと、明るい未来は親子とも望めなくなります

 

記事では、ゆがんだ関係になってしまったら「親が逃げる」しかないと書かれていますし、私もそう思います。

 

そこまで行ったら、自分たちだけでは解決できないのです。

早い目の脱出、相談、支援を受けることが大事です。

 

では、現在 子育て真っ最中の人は、どんなことに気を付けたら、良好な親子関係を築けるのでしょうか?

・・・後編につづく・・・

 

西国三十三か所巡り 琵琶湖編8(石山寺)

 

当初の計画では宝厳寺で終わりだったのですが、まだ少し時間があるので、帰り道に当たる13番の石山寺とすぐそばの12番正法寺に寄ろうということになりました。

 

第十三番札所 石光山石山寺

      (せっこうざん いしやまでら)


大河ドラマの「光る君へ」で今話題の紫式部源氏物語を書き始めたと言われるお寺です。

 

流石にここは今話題の所、観光客が多かったです。でも、外国の人は少なかったです。

ということはやはり大河ドラマの影響かな?!

 

大河ドラマにちなんだ企画展もあり、今までのお寺とは少し雰囲気が違いました。

 

石山寺と言われるようにお寺に入ると岩の壁、その上に多宝塔が

平安の昔から多くの貴族も参拝していただけあって、階段をのぼりながら廻っていくととても立派なお寺なのです。

 

途中紫式部源氏物語の「須磨」を書いた部屋に紫式部の人形が・・・有名な所です!

平安時代にタイムスリップした気分が味わえます。

 

ここは、私の好きなお寺の一つです。

 

今回はすぐそこの正法寺もと欲張ったので、企画展も見られなかったのは後で思うと残念でした。

 

毎週「光る君へ」を楽しみにしている身にとっては興味があったのですが・・・。

 

駐車場の所に、おしゃれなスイーツのお店が何軒かありました。お芋にプリン・・・美味しそう!

お寺の前を悠然と流れる瀬田川の眺めもいい感じです。

 

 

 

子ども食堂

子ども食堂知っていますか?

最近ではいろいろな所で子ども食堂が営まれています。

 

月一回とか週一回夕食日曜日の昼食朝食の所もあります。

子ども食堂という名前ですが、子どもだけでなく大人もOKの所が多いようです。

 

最近、私も時々関わらせていただき、楽しく手伝わせていただいています。

 



まだこれほど知られていなかった時、子ども食堂というくらいだから、夕食を家族と共にできない子だけが行くところと思っていました。(今でもそんなイメージの方がいるかもしれませんが)



ある時担任をしていた子どもたちが、「今日子ども食堂に行こう。」と誘い合っているのを見かけ、

つい「お家の人はOKなの?」と聞いてしまったのですが、もちろん家族公認でした。

 

多くの子どもたちにすれば友だちと集えるところなのでしょうし、普段夕食を家族と共にできない子もクラスメートと一緒だと負い目に感じることなく利用できるところだったのでしょう。

 

 

今、家族にはいろいろな形や生活があります。

どれが良くてどれが悪いなんてことも、これが普通なんてこともありません

 

ただ、気を付けないといけないのは、ついつい自分の生活が「普通」で「常識」と思ってしまいがちです。

なにせ今の生活以外を知らない人が大多数。

 

すると、他の家の生活は「普通でない」「常識外れ」として否定してしまうこともありえます。

多種多様を受け入れることは、他の人を認めることでもあります。

 

今「子ども食堂」の多くは経営が大変だと聞きます。

 

行政や企業の支援も必要ですが、多くの人が「子ども食堂」に関わって(支援、お手伝いも)、いろいろな人と知り合えば、視野も広がるのではと最近思っています。

*写真は竹生島 宝厳寺

西国三十三か所巡り 琵琶湖編7(竹生島 宝厳寺)

第三十番札所 巌金山 宝厳寺(がんこんざん ほうごんじ) 

次の目的地の宝厳寺琵琶湖に浮かぶ竹生島にあります。

 

最初の計画では、ホテルのそばの長浜港から竹生島に渡るはずでしたが、少しでもお得な彦根から渡ることにして、彦根に向かいました。

 

彦根までは約20分。平日の朝8時ということで、少し道が混んでいることも考えて早めに出たのですが、それほど渋滞もなく25分ほどで到着

9時の船まで少し待って乗り込みました。

竹生島までは40分

エアコンの効いた船内で穏やかな琵琶湖を眺めながらの船旅です。

竹生島に到着したら階段!

階段を上ると本堂国宝の唐門観音堂と見どころが満載。

そして、ここには湖に臨む鳥居に向けてかわらけを投げてお願いする「かわらけなげ」があります。

 

二枚のかわらけの一つには名前、もう一つには願いを書いて投げ、鳥居に入ると願いが叶うとか・・・

 

レッツ チャレンジ!

でも、二人とも・・・4枚とも・・・

夫はすぐそばを通過したけど、私のはあさっての方向にさようなら~ ”(-“”-)”

 

仕方がないので、その分たっぷり竜神様にお願いしてきました

 



竹生島では70分あったのですが、ゆっくりまわっても50分くらい

 

あと20分は日陰で湖を眺めていました。(暑かった!)

 

港は水が澄んでいて湖底までしっかり見えます。

まるで、船が宙に浮かんでいるような。(あっ!これどこかの写真で見た光景・・・)

待っている間にも今津長浜の港から多くの人が訪れていました。

 

彦根までの帰りの船では鳥たちが沢山いました。

鳥たちの食事時間だったのでしょうか・・・