きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

性教育を考える

ここ最近、性教育のあり方が議論されるようになり、日本の性教育の遅れが指摘されるようになってきました。1990年代の性教育へのバッシングから失われた30年を経て、ようやく動き出そうとしているのだと思います。

*白い彼岸花

私は、性教育はとても大事な教育だと思っています。命の根源にふれることは、自分も他人も大事にするための人権教育であり、科学的に理解することによってお互いを思いやる心が芽生え、無知からくる悲劇を防げると思います。

週刊誌やネットの情報に頼らないと入ってこない性の情報や、間違った知識でつらい思いをする人や子どもたちを作らないためにも、正しい性教育が義務教育で受けられることが大事だと思います。

国は、学力調査が少しでも下がればすごく問題視するのに、性教育が遅れていても何も問題視せず対策を打たないのはおかしいと思いませんか。

*ピンク色の蛾?蝶?


私は、理科を教えていた時は、5年の人の体の学習の時に性教育にまで話を進めていましたし、担任をしている時には学年に応じた性教育をしていました。初めはにやにやしたり、恥ずかしがっていた子どもたちが、真剣に考えだす姿を見て、やはり正しい知識を持つことが大事なのだと思いました。また、小さい時からのスタートがより自然に子どもたちに受け入れられると感じました。

今、少しずつ動き出した性教育。けれど、なかなかしっかり教えられる人も教材も少なく、時間も限られています。本当は国がきちんと指針を作るべきだと思うのですが、こうしている間にも子どもたちは成長していきます。今、現場でできることを考えなければならないと思うのです。

自分の体が変化していく時に、いろいろな疑問や不安が出てくるのは当たり前の事なのに、教えてもらえる機会がほとんどない。家庭でも親は恥ずかしがって教えていないし、学校では肝心なところは教えない。やはり、学校で子どもたちの疑問に正しく答えるべきではないかと思います。

*数日前の月(午前8時ごろ)


先日新聞で一つの広告を見つけました。カミソリなどで有名なSchickという企業の「出張授業 からだの変化とからだの毛について学ぼう」という記事で、小学校4年生に行われた産婦人科医・高橋幸子先生の授業のことが書いてありました。いろいろな企業が性教育に取り組んでいることを知りました。ホームページには教材もありました。

外部の人に出前授業をしてもらうのはとても良い事だと思います。子どもたちも聞く姿勢が違いますし、先生にとっても勉強になります。いろいろな企業が学校への出前授業も行っていますし、教材の提供も行っていますが、性教育に関してはまだまだ少ないようです。見つけたサイトを参考に載せておきます。

子どもたちの将来のために、性教育にも取り組んでください。

≪参考にできるサイト≫

小学生と保護者・教員向けサイト「じぶんからだガイド」│Schick

トップ | ツボミスクール | からだの話・下着の選び方 | ワコールの出前教室 (wacoal.jp)

他にも地方自治体によって出前授業を行っているところもあります。

*シラサギ