きぬさや自由帳

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生成AIどう思いますか?

AIが読書感想文を書いてくれる?

AIがいろいろな問題について答えてくれ、文章作成やレポートまで簡単にしてくれるという時代に突入しました。これがあると夏休みに読書感想文に悩む子どもたちにも簡単にできてしまうかも。そして、先生はそれが判断できるでしょうか?小学校だったら普段のその子の文章力と比較して判断できるかもしれませんが、中学生や高校生になると難しいかもしれません。小学校の場合、今でもうますぎると思ったら親が書いていたなんてこともありますが、AIが「小学生らしい文章」なんて要望にもこたえてくれると見破るのは難しいでしょう。

*大阪浜寺公園バラ園にて


新しい技術は規制よりも開発の速度が速いことが多く、どのように運用するかこなれてくるまで大変だと思うのですが、教育現場ではどのようにすればよいのでしょう?

 

その一つのヒントが、朝日新聞の5月24日付教育の「チャットGPT逆らうより使いこなす」にありました。授業に積極的に採用しているドイツの高校の話です。そこでは、あるテーマについてチャットGPTで作成した文章が正しいかどうかを、生徒と一緒に考えるという授業をしていました。そのことにより生徒は、チャットGPTが「学ぶツールにはなるけれど、うのみにしてはいけない」ということに気付いていました。言葉で「うのみにしてはいけない」というのは簡単ですが、それでは子どもたちには響きません。自分たちで検証して初めて腑に落ちるのではないでしょうか。


チャットDPTのような生成AIはこれから避けては通れないものになっていきます。この記事にあるように禁止しても無駄でしょう。それならば正しい使い方、注意すべきことは早いうちに教えておかなければ、ますます問題が多くなってしまいます。学校は、デジタル面でいつも一世代遅れているように思います。それは、先生が忙しかったり、教育内容が多すぎてゆとりがなかったりするからだと思うのですが、授業の工夫で少しでも正しい使い方、注意すべきことを子どもたちと一緒に考えていけたら良いのではないでしょうか。それは小学生からでも早すぎないと思います。


先生の校務で言えば、時間を割きたくない文章の作成などは生成AIに任せて、時間の節約をするのはとてもいいことだと思いますし、いろいろな所で生成AIは使えるツールとなるでしょう。技術はどんなに規制してもなかった時代には戻りません。これからを生きる子どもたちには少しでも、メリット・デメリットを分った上で使ってほしいと思います。


先日、私も旅行先の情報を検索していたら、勝手にパソコン上にいろいろな旅行の案を作成してくれたのにビックリしました。その時は「いらんわ」と思ったのですが、アイディアをもらうつもりで使ってみたら、便利なツールなのだと思いました。先生方も一度使ってみてはいかがですか?