きぬさや自由帳

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教育のDXは?

GIGAスクール構想」3年目

最近、教育関係の記事の中には「教育のDX」の話題が多いです。全国の小中学生に1台ずつ情報端末を配る「GIGAスクール構想」が本格的にスタートして3年目を迎えています。


今、情報端末をフル活用して授業スタイルが変わってきた学校もあるそうです。

教員がクラス全体に同じ知識を伝達する一斉授業は、ある意味ではとても効率がよい授業形式でした。でも個々の子どもたちが適した内容を学び議論しあう授業にはなりづらかったのです。個々に応じた(人によって進度が違う)授業は差をつけるようで、受け入れてもらいにくかった時代から、それぞれの能力の違いを大事にする(個性を大事にする)時代にやっときたのかなあと思います。そうなると、一斉授業では個々の学びに対処することは難しくなります。それぞれの子どもたちに合わせた学びができて、話し合い高めていけるような学習ができればいいのですが、35~40人に1人の先生では到底無理です。でも、DXの活用で個々の学びは進められることが期待できます。デジタル教材で子どもたちの個々の学びを実現できた塾などもあるそうです。


学校では出欠や学習履歴、調査などの回答をデータ化して指導に活用できるようにしている自治体増えてきています。今後そのような活用は広がっていくことでしょう。

情報端末を使う活動ばかりになっても、授業が上手くいくとは思えませんので、情報端末をどの程度活用するのが一番適しているかというのは、今後検証していかないといけないところだと思います。


ただ現在、情報端末の活用している学校・学級と、していないところとでは大きな差があります。この差を今後埋めていかないといけません。その為には個々の子どもたちの家庭環境を整えることも大事でしょうし、先生の研修も大事でしょう。

教育のDXを進めていくには、情報端末を使っての授業のノウハウや子どもたちが慣れるまでの指導方法(ここが大事だと思います)の研修、そして機械のトラブルにどう対処するかなど、たくさんの問題があると思います。もちろん情報流出への備えなどはとても大事だと思います。


それらのことをどうクリアしていくかです。PCを使っていてとても困るのが、機械のトラブルです。それによって授業が進まないどころかできないことも。一人の子どもの機械のトラブルを直すのに時間を取られてクラスの子の内容のサポートが出来ないなんてことはざらに起こります。トラブルに対処できる専門の人がいると安心なのですが。

また、技術の革新が速いので、端末はどんどんバージョンアップしていきます。そのたびに多くのことを覚えなおさなければいけませんし、変更しないといけません。

そして、そのバージョンアップにはお金がかかります。ソフトにも・・・。また、今は自治体ごとに使っている端末やソフトが違うので互換性がなく、よい取り組みもすぐに取り入れることが出来ない残念さもあります。

導入期なので仕方ないのかもしれませんが、いろいろな困難を乗り越えて、どの学校でもそしてどの子もDXの恩恵を受けて、個々に合わせた教育が受けられるようにしてほしいと願っています。


ますます新しいことが求められる教育現場ですが、先生方 がんばってくださいね。DXはきっと先生に働き方も変えてくれる力があると思います。