きぬさや自由帳

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家庭で性教育を!~つづき~

「パンでわかる包括的性教育」を読んでみたら・・・


この「パンでわかる包括的性教育」という本には、いろいろなパンが出てきて、子育てで大事なことを教えてくれます。子どもの好奇心を大事にしつつ、自尊心を育てるためにどのようにしたらいいのかが書かれていて、 体のことから性のあり方、死の伝え方まで、いろいろな切り口で語られています。自分と周りの人を大事にするためにどのようにしたらいいのかを子どもに教えるためのヒントが書かれている本なのです。


例えば、「どうしてぼくにはおちんちんがあるのに、ママにはないの?」と聞かれたらどうするかから、体の話、プライベートパーツのこと、外性器の洗い方をどう伝えるかまで書いてあります。まだまだ話は広がっていくのですが、それが10分ほどで読めるくらい凝縮されていて、しかもわかりやすく書かれています。

かわいいパンの挿絵で、まるで絵本のような読みやすい本なので、子育て中の方は是非一度読んでみてください。子どもへの接し方で困ったときのヒントになると思いますし、性教育をどうすればいいのかがわかります。家庭での性教育もそんなに難しくないと思えるのではないでしょうか。


子育てに関する情報は巷にたくさんあります。中には正反対のことが書かれていることもありますし、素晴らしいと思っても自分には無理だ、というのもあります。

情報の受け取り方として、一番いけないのは「こうしなければいけない」と思い込むことです。

子どもも親も唯一無二のものです。本に「こうするとうまくいく」と書かれていても自分(自分たち)にとっては上手くいくかどうかわかりません。つまり、どうすればいいのかはやってみなければわからないのです。だから、情報にふりまわされる必要はありません。ただ、いろいろな情報を知っていると、困った時いろいろな方法を試すことが出来ますし、考え方を変えただけで気が楽になることもあります。つまり、情報はこだわらなければ、知っていて損はないのです。


とにかく自分が楽しくなければ子どもにとっても苦痛です。子育ては眉をしかめながらするものではなく、楽しみながらするものです。(忙しいのは忙しいですが!)

そんな子育てにこの本を置いておくと何かの参考になると思います。


将来子どもたちが困らないためには、性教育を小さい時からきちんとしていくことが必要です。どんな方法でも構いません、家庭でも性教育をしてください。

家庭での性教育は「さあ、今からしましょう」というものではなく、子どもの興味や普段の会話の中でするものです。「どう話そうか」頭の中にあると、自然に話せるものです。がんばってくださいね!

 

小学館クリエイティブ発行

パンでわかる包括的性教育(入学までにやっておきたい!将来のための30のこと)

     監修:浅井春夫

     絵:ニシワキタダシ

     文:礒みゆき