きぬさや自由帳

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オルタナティブスクールってなに?

学校に替えられるものオルタナティブスクール

オルタナティブ(既存のものに代わる「代替」の意)スクールって聞いたことありますか。私は11月20日付の朝日新聞の「いま子どもたちは」の記事で初めて知りました。従来型の学校教育と異なる教育方法を実践する学校だそうです。「シュタイナー」(芸術の要素を取り入れている)や「イエナプラン」(年齢や発達の程度が異なる子がグループで学び 合う)などの教育理念を取り入れている学校があるのは聞いたことがありましたが、それらを含めて独自の教育理念に基づいて運営されている学校のことです。


オルタナティブスクールについてもう少し補足すると、不登校児童・生徒の居所を目的とした「フリースクール」とは違います。それは、2019年の文部科学省の通知で「フリースクールで学ぶ不登校の子どもも校長裁量で公立校に出席したとみなす」ということの運用を、子どもが再び学校に戻る意思がなくても出席扱いにできるとしたことで、可能になったスクールです。私立の学校として認められている学校もありますが、多くは地域の公立学校長の承認をえれば小中学校に出席したことになるというフリースクールと近い位置にあるものなのです。ただ、不登校の子でなくても通えます。

ここで紹介されていたのは北九州市の「風の森しょうがっこう」の取り組みです。どんな活動をしているのかをシリーズで掲載しているのですが、このスクールはNPO法人「森の育ち場」が運営していて、校舎もなく、大人のスタッフはいるが、先生もいません。時間割やテストもなく、教科書もない。活動のベースは畑。したいことやしたい場所は子どもたちが決めるそうです。学校の一日はおはようミーティングで始まり、さよならミーティングで終わるのだそうです。

新聞には子どもたちの生き生きした活動の様子が書いてありました。


この取り組みを読んで、私は正直「楽しそうだ」と思いました。日本の義務教育では、学校に1日も出席しなくても卒業はできるのです。追い出されると言ってもいいでしょう。落第もなく年齢が来れば卒業させるのは、ある意味不親切だと思っています。やはり、子どもたちには多くのことを学んでほしい。でも、今の学校教育になじまない子にとって他に選択肢がないのは「来るな」と言っているようなものですし、家でのケアができる家庭はなかなかないでしょう。

教育のやり方はいろいろあっても良いと思います。高等学校でもいろいろなタイプの学校が出てきたように、義務教育期間でも、いろいろな理念を持ったオルタナティブスクールのような選択肢がある方が良いと思います。既存の教育に合わない子だけでなく、すべての子が自分に合った教育が選べる環境がベストだと思います。


すぐにそこまで行けないと思うので、まずは既存の教育に合わない子に合ったスクールが探せるくらい、いろいろなスクールが各地に出来てほしいです。ただ、オルタナティブスクールは私学と同じですからお金がかかります。お金持ちしか行けないのでは意味がないので、財政支援も必要だと思います。または、公立のいろいろな形の学校を作るかです。市町村に一つくらい不登校の子が適応できることを主眼に置いた学校があってもいいのではないでしょうか。それほど不登校の児童生徒は多いのです。

今までの学校にはなじめない子に、学校からも進められるような場所が多くあれば、家に引きこもらなくても済むのではないかと思うのですが。