「生きる」教育しませんか
11月19日付の朝日新聞の教育欄「いま子どもたちは」では「幸せへの権利 守られている?」という題で、大阪市立田島南小学校で行われている「生きる」教育の実践例が扱われていました。
小学校3年生に「権利って何?」という問いかけで始まる「子どもの権利条約」を学ぶ授業の一コマです。
子どもの権利を学び、いろいろな事例から守られていないことに気付く、そして自分の生活の中でも考えてみるという学習です。
児童虐待が問題になる昨今、自分でそのことに気付くことができ、助けを求めることができれば少しでも救われる子がいるのではと思います。
子どもは、殴られたりしんどい目をしていても、親を庇います。
そして、しんどい環境で育った子は長い間その呪縛から逃れられないだけでなく、自分の子どもにも繰り返してしまうということが言われています。
自分が「幸せに生きていく権利」を主張できることや他の人も同じように持っている「幸せに生きる権利」を大事にすることは、将来の自分のためであり、いじめなどの問題行動を減らすことにもつながります。
子どもたちが自分の権利について考えていくことを小学校の小さいうちから取り組むことは、とても効果のあることだと思います。
また、その背後にいる保護者への間接的な教育ではないかと思います。
「何でもかんでも学校で教えるのは無理!」なのもわかるのですが、これは小学校でしか教えられないことだと思うのです。
良い取り組みをしている学校をお手本として取り組んでみてはいかがでしょうか?