きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

不登校の子いませんか?

悩んでいないで・・・

現在、どこの学校でも不登校の児童生徒がかなりいるのではないでしょうか。3学期子どもたちは元気に登校しているでしょうか?何度か取り扱ってきた話題ですが、今も不登校の子どもをクラスに抱えて、どうすればいいのか悩んでいる先生も多いと思います。

いろいろな考え方のある今の世の中ですから、生き方は同じではないし、同じようにならなくても良いと思うのです。でも、世間は案外同じような方向を向くことを望みます。特に学校というところは、多くの子どもが効率よく学ぶために同じ方向を向くことを強いる傾向にあります。また、子ども同士の中にも同調圧力が強いのを感じます。きっと小さい時から、人と同じようにできることを望まれているのでしょう。その中で、しんどくなった時、ある子は周りと衝突し、またある子は不登校になっていく。

「みんなと一緒」ということを「イヤだ」と主張できる子は浮くし、主張できない子は疲れるのは当たり前です。

学校に来ないといけないというわけではないと思うのですが、それ以外の選択肢がまだ少ないので、親も先生も「無理にでも学校へ」となるのですが、なかなかうまくはいきません。残念ながら。

ただ、先生のつらいところは行政の姿勢が一貫していないので、ある時には「登校刺激を与えるな。」と言われるけれど、また他方では、「かかわりを持て。」とも言われる。そして何かあれば、担任は何をしていたのかと責任を問われる。とてもしんどい事です。ですから、絶対一人では立ち向かわない!学校の問題にしてください。

不登校になる前には、「行き渋る」「体調が悪くなる」「欠席がちになる」などの前兆があり、欠席調べなどから不登校の予防に取り組んでいる学校も多いと思います。担任の立場としては「自分の手で」と思いがちですが、何年にもわたる(長い子だと小学校6年間すべて)わけですから、学校全体での共有が不可欠です。その中で今年はどう取り組むかが大事ですし、しんどい時はいろいろな先生に関わってもらい、親にも「学校全体で面倒見ています」と分かってもらうほうがいいです。

多くの学校で支援の体制ができていると思うのですが、もし、一人で抱えているのであれば、是非一人で抱え込まず多くの先生に相談してください。また、周りの人も明日は我が身ですから、学校全体で面倒をみる体制を整えてください!