きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

アジサイの季節です

今年は梅雨の入りが早く、長~くなりそうな予報です。蒸し蒸し、じめじめ不快な梅雨をどう過ごしていますか?

あじさい寺長慶寺

先日曇り空の中、アジサイを見に泉南にある長慶寺に行ってきました。実家に縁のあるお寺なので以前から行くことはあったのですが、アジサイの時期に行くのは初めてでした。


大阪平野の南の山際にある長慶寺はアジサイのお寺としても有名で、私の訪れた日の週末には「あじさい祭り」が開かれるようでした。この日も平日にも関わらず多くの人が訪れていました。お寺の境内には多くのアジサイがちょうど盛りの花を咲かせていて、とても素晴らしい景観を作り出していました。アジサイにもいろいろな色や花があって一つの株でも花の色が違うものや、同じ色でも花びらが一重の物や八重の物、咲き方も一番よく見かける手毬状に丸く咲くものやガクアジサイのように周りだけ咲くもの、ピラミット状に咲くものなどいろいろありました。同じアジサイと言っても見ていて飽きないくらい、いろいろな花が咲いていました。

このアジサイですが一番よく見かける手毬状の花は、日本に自生するガクアジサイが原種でそこから品種改良されたのを知っていますか。初めて知ったときにはちょっとした衝撃でした。最近はよく見かけるガクアジサイですが、以前はほとんど見かけなかったような気がするのです。ですから、ガクアジサイの方が品種改良されたものと思っていたのです。

子どもが小さい時(もう20年くらい前?!)子どもの小学校の校庭で、よく見かけるぼってりしたアジサイでなく、かわいい感じのガクアジサイにときめきました。それから今日までガクアジサイもぼってりアジサイと同じくらい見かけるようになりました。こんなにガクアジサイが植えられるようになってきたのは原点回帰なのでしょうか?それともやはり日本人には「わび、さび」の精神が根付き、きらびやかより清楚なものが心に響く文化があるからなのでしょうか?


アジサイはとてもつきやすく、枝が一本あれば挿し木で増やせます。繁殖力も強いのであまり世話をしなくても大きくなっていきます。実家では大きくなりすぎて困って切ってしまったのですが、花はこの時期本当に美しい!梅雨のうっとおしさの中で輝いています。そして町の中いろいろな所でいろいろな色の花を楽しませてくれます。自転車で走りながら花の写真をスマホでゲット!この時期の私の楽しみです。

*街角で