きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

川の名前から・・・

今住んでいるところや勤務地のこと知っていますか?

*飛行機からの大阪城周辺

何かのきっかけがなければ、住んでいる場所(勤務している場所)のことも知らないことが多いのではないでしょうか。

教師をしていて良かったこと。1年生を持つと校内のことが覚えられます。そして、2年生では校区のことが分かります。3年生では学校のある市のことが、4年では都道府県のこと、5年ではその地域の主な産業が分かります。全学年を持てばその土地のことが子どもたちと一緒に学べます。これってすごく楽しいことですよね。

でも、教科書だけではわからないし、その学年を持っていないとわからないこともたくさんあります。大阪の堺市から高石市に転勤して勤めた学校の近くには芦田川が流れていました。

高石市はとてもマイナーな市なので、大阪に住んでいる人でも知らない人も多いと思いますが、堺市に隣接するめちゃくちゃ小さな市です。東西6.1キロメートル、南北4.1キロメートルで、市域が11.30平方キロメートル。自転車で端から端まで行けてしまいます。

*飛行機からの八尾空港


海に流れ込むその川を芦田川と呼んでいたし、少し川上にある公園(芦田川ふるさと広場)を作る工事にも「芦田川改修工事」と書いてありました。それで高石市内を流れているこの川は、すべて芦田川と呼ぶもので、隣接する和泉市の山の方にある光明池から流れてきていていると何となく思っていました。

最近、同じ高石市芦田川ふるさと公園より少し川上の所では、川の名前が「富木川」であると知りました。「えーっ、同じ川なのに同じ市内で名前が違うの?!」驚きでした。

そこで、検索してみました。すると、ネット上には「川の名前を調べる地図」なんていうのがあるんです。(べんりー!)それで調べるとなんだかよくわからないところで富木川から芦田川に変わっていました。そして、流れ出ているところは高石市のすぐそば堺市の鶴田池だったのです。こんなに短い川で、おまけに名前が途中で変わるなんて・・・!ビックリでした。

*飛行機からの淀川


身近な場所のよく使っている川の名前や池の名前、いろいろな地名なども、インターネットを使うと誰でもすぐに由来や地勢的な情報などを調べることができます。このような活動はきっと子どもたちの興味も掻き立てる事でしょう。自分たちが探検してきた場所や普段行く所について興味を持たせて調べたいと思わせることで次々に興味が広がるかもしれません。ただ探検してくる、教科書で見るだけでなく、生きた学習にするのかどうかは先生方の腕しだいです。校区探検や市内巡りでも、広がりのある学習が組み立てられたら面白いと思いませんか。

屋久島空港から海を見る