十二湖・青池
いよいよ最後の観光地は、白神山地の山麓にある十二湖の中の青池です。千畳敷からバスで1時間ほど、まずは十二湖の近くにある「アオーネ白神十二湖」の中のレストラン「アカショウビン」で和食膳の昼食を食べました。
この「アオーネ白神十二湖」というところも、大型遊具があったりコテージ風の宿泊施設があったり、子ども連れなら一日楽しめそうなところでした。
そこからバスで少しの所に青池がありました。
十二湖というのは、元禄7年(1694年)に起きた能代地震による崩山(くずれやま)の崩落で川がせき止められてできたと推測される湖沼群の事で、実際には33の池や湖、沼があるそうです。ただ、大崩というところから見ると12の湖が見えるので十二湖と言われています。その中の一つが青池です。小さな池なのですが、他の池と違い青い色をしています。とても透明度が高く、沈んだ木々や泳いでいる魚なども見えます。木漏れ日でますます神秘的な色に見える不思議な池でした。なぜ青く見えるのかはまだ解明されていないのだそうで、余計に神秘的な感じがしました。周りのブナ林を散策しながらバスに戻りましたが、同じような場所にある他の池は青くないのに、なぜ青池だけ青いのか本当に不思議です。
*透明度の高い青池
*隣の鶏頭場の池
そこから秋田空港まで行くのですが、途中「十二湖駅」から「あきた白神駅」まで、日本海沿いを走る絶景ローカル線で有名なJR五能線に約30分ほど乗車しました。残念ながら観光列車ではなく、普通列車でしたが、通勤時間ではなかったのでとても空いていて、席に座って日本海を眺めることができました。でも、残念ながら同じような景色が続くとついつい・・・途中でウトウト。どこでも寝られる自分が悲しい・・・!
「あきた白神駅」からは、バスで1時間半ほどで秋田空港に到着です。
18:10定刻に飛び立ったプロペラ機で伊丹空港に帰ってきました。
行きは日本列島ほとんど雨だったので、飛行機が飛び立つと下は雲に覆われ、何も見えなかったのですが、5月下旬は十分に日が長く、帰りのフライトの間は下に日本列島が見えていました。初めは日本海側の海岸線を通って松本上空、諏訪湖がきれいに見えていました。そして遠くの雲の上に富士山が!途中機長さんが挨拶の時に「プロペラ機の空の旅をお楽しみください」と言われた意味がわかりました。ジェット機に比べて高度が低いので眼下の景色が見えやすいのです。
*飛行機から
定刻より20分ほど早く伊丹空港に到着。自然の中をたくさん歩いたドラゴンアイの旅は3日のうち2日は天気に恵まれて大満足の旅でした。
帰ってから「お勧めの絶景」を紹介するテレビ番組を見ていると、その中で、「ドラゴンアイ」と「青池」が紹介されていました。「いってきた~!」とちょっぴり自慢したいような気分になりました。どちらも自然の中の不思議な絶景です。「行って見る」価値はありましたよ。