きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

あと一週間で夏休み!

個人懇談会ですか?

お昼過ぎに帰宅する小学生の姿を見て、「もうすぐ夏休み、そろそろ個人懇談会の時期かしら?」と思いいたりました。学校によって行う時期がちがうこともあるでしょうが、多くの学校では個人懇談会を一学期の総括と夏休みへの連絡の意味合いで、この時期に行っていることが多いのではないかと思います。


懇談会では、子どもたちとそして頑張っている保護者を出来るだけたくさんほめてあげてください。
1学期は保護者とのつながりもまだまだこれから築いていく段階ですから、子どもの困った所や直してほしいところを話しても受け入れてもらえないことが多いです。子ども同士のトラブルや危険な事をした時、周りの子に迷惑がかかってクレームが来た時などは、その都度連絡しているはずですから、懇談会ではできるだけ子どもの理解が進むような話が望まれます。


クラスで手を焼く子どもは家庭でもどうしていいかわからないことが多く、今迄からも先生にいろいろ言われていることが多いのです。家庭で直せるのなら直しています。つまり、文句を言っても何の改善にもならないどころか、保護者に不信感を持たれてしまいます。この機会に改めてその子の良いところを見直して、保護者と共に良いところを伸ばすような話し合いが大事です。そして、もし悪いところを指摘するならば、保護者の納得する有効なアドバイスが不可欠ですが、それはなかなか難しいです。

子どもの心をつかむためにも、まず、保護者の心をつかむことが大事です。


最近では、ヤングケアラーや虐待の問題もあります。保護者と話せる関係を作っておくことによってそれらのことも未然に防げたり、発見出来たりします。大変でしょうが先生方に求められていることだと思います。


YOSS(ヨース)って知っていますか?

「ふくしおおさか」という冊子の中に、「すべての子どもたちのSOSを早期にキャッチ!!誰一人取り残さない社会へ」という記事がありました。

大阪公立大学教授の山野則子さんが開発し、パナソニッククラウドを提供している、すべての子どもたちの潜在的なSOSを早期にキャッチし、適切な支援につなげる「YOSS(ヨース)」の取り組みについて書かれていました。

クラスのすべての子のいろいろな情報を入力することでスクリーニングを行い、支援の必要な子の支援の方向性を校内で決めて、校外の組織とも連携をとって支援していくというものです。モデル校では、諸費滞納の84%が解決したり、長欠児童が改善されたりしています。


いままで、担任が起こっている事象に対応していたことを、原因にまでアプローチできたからではないかと思います。入力の手間はかかるかもしれませんが、それぞれの先生方が個々で背負ってきた問題をCSWと共に考え役割分担することで負担が軽減し、なにより子どもたちにとっても家庭環境まで改善できる可能性のある取り組みではないかと思いました。このような取り組みを導入して先生方の負担と子どもたちの困りごとを解消できればいいのにと心から願います。

あと一週間がんばってください!