きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

「LLブック」ってなに?

「LLブック」とは・・・

1月17日の朝日新聞朝刊の大阪泉州版に載っていた「字を読むのが難しい人への22冊」という記事。副題が『大阪カフェ「LLブック」フェア』でした。

「LLブック」ってなに?と思いました。「LLブック」とは知的障害や自閉症スペクトラム症、学習障害がある人向けに工夫された書籍だそうです。

その「LLブック」を販売するフェアが大阪府中央区久宝寺町2丁目の路地カフェで2月3日まで開かれているのだそうです。

*ハワイ島ワイコロア

新聞の記事では、「LL」がスウェーデン語の「やさしく読みやすい」を意味する言葉の略で、障害のある人や外国の出身者らに読書や情報を知る権利を保障しようとスウェーデンで1960年代から始まったと書いてありました。日本でも2000年ごろから採り入れられているそうなのですが、私は知りませんでした。

フェアを主催しているのは「知的障害・自閉症児者のための読書活動を進める会」で、22冊の本や電子書籍が展示、販売されているそうです。

*ハワイ島ペトログリフ


これらの本は、絵文字や写真を多用して文字を読むのが難しい人でも楽しめるよう工夫されていたり、生きていくために必要なことをわかりやすく伝える工夫がされていたりするそうです。また、電子書籍では、音声読み上げ機能がついていて、読み上げに合わせて文字の背景色が変わり、どこを読んでいるかわかるようになっていて、背景の色や文字の大きさも変えられるそうです。

学校でも、本を読むのが苦手な子や外国出身の日本語に慣れていない子などにすごく役に立つのではないかと思いました。そんな本があるのならもっと広めて、誰でも手に取れるようにすれば多くの子どもたちの役に立つと思うのです。学校の図書室に入れたり、支援学級で活用したりと身近にあれば、学校の子どもたちだけでなく、外国から来た子どもの保護者にも役立ちそうです。実際あまり日本語をしゃべれない外国から来たばかりの家族では、子どもたちだけでなくその保護者への支援も必要です。こんな本があれば保護者への支援になるのではないでしょうか。その為にも身近にあることが大事です。

支援に携わる先生方、図書館司書の先生方、外国から来た子どもたちを受け入れている学校や市町村の関係者の皆さん、一度検討してみたらどうでしょうか?!是非お願いします!

*和歌山奇絶峡:磨崖三尊大石仏

フェアは大阪府中央区久宝寺町2丁目の路地カフェで2月3日までしているそうです。土日はお休みで、午前10時から午後5時まで。問い合わせは路地カフェ06-6762-0323だそうです。

朝日新聞2023年1月17日朝刊大阪(堺 泉州版)よりー