きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

東北旅行記(4日目その2)

田沢湖出羽三山~仙台(今年のコ―ス)

この日は、今年のメインテーマの一つである出羽三山即身仏の参拝に。

出羽三山神社本殿
まず、出羽三山神社へ。

出羽三山というと山形県にある霊場として名高い、月山、羽黒山湯殿山を差します。それぞれに山頂に神社があり本当は三つの神社を巡るのが良いそうなのですが、即身仏を見て、仙台まで行く私たちには無理なので、羽黒山の上のここに行けば三つのお寺を参ったことになるという出羽三山神社に参りました。

山上にあるお寺で、修験道の拠点であり、比叡山の規模を小さくした感じのお寺でした。三山をひとくくりにすると比叡山より大きいかもしれません。山の下から登ると、羽黒山五重塔などいろいろなパワースポットがあるようで、またゆっくり訪れたいところでした。

行き道で「道を間違えてしまった!」と思ったら、カーナビに載っていない新しい道ができていて、前の車についていったらラッキーにも駐車場についたのです。駐車場に車を泊めて、林の中の道を少し歩いて出羽三山神社にお参りしました。

ここでお昼ご飯を食べました。駐車場横の情緒あるお店「太田商店」!蕎麦やらお餅やらを頼んで、待つことしばし。おばさんが運んできてくれたものは、どれも美味しくて量も満足のいくものでした。食べ終わるころに、漬物まで「食べてみて。」と出してくれました。美味しくて大満足!入る前はクーラーもないし大丈夫?と思っていたのですが、山の空気は涼しく入って正解でした。

出羽三山神社御朱印をいただいて、いざ、即身仏の祀られている大日坊瀧水寺へ

御朱印

*大日坊の山門と大日坊

大日坊瀧水寺(真如海上人の即身仏

細い田んぼの中の道を行くと山門が・・・。駐車場に車を止め、山門からあぜ道を通ってお寺へ。

山形に即身仏の祀られているお寺は他にもあるのですが、ここが一番有名なところらしいのです。

住職さんがお寺の由来や祀られている仏像についていろいろお話を聞かせてくださいました。興味深い話でしたが、マスクと方言で少し聞き取りにくかったのが残念でした。

最後に奥の方に通されて真如海上人の即身仏と対面!この方は、自ら即身仏になるために二十代より修行されて、九十六歳で入定されたのだそうです。内臓などを死んだ後で取り除き、薬物処理したミイラと違い、即身仏は、生きているうち体の脂肪分や内臓などが腐らないように食事制限して、できるだけそぎ落とし、最後に生きながら土中に入定して体の水分なども抜きながら死ぬことによって腐らない体になるという何ともすさまじい修行なのです。土中入定後3年3ヶ月後に弟子や信者の方が掘り出し、洗い清め乾かして衣装を着せ、今のようなお姿で我々を見守ってくださっているのだそうです。

今年は上人様のお衣装を着せかえる年だったそうで、今まで身につけられていた衣装を小さく切って入れてある守りを購入しました。

*購入したお守り

機会があれば是非、真如海上人様に会いに行ってください。

その後私たちは一路仙台へ。青葉城、今年は・・・でした。

4日目が終わりました。