きぬさや自由帳

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子どものスポーツでの保護者の役割は?

子どものスポーツ、応援するのも難しい!

ゴルフや卓球、テニスなどニューヒーローが次々に現れ、英才教育に注目が集まっています。その反面、子どもを追い込みすぎるので、柔道を始めとして、年少期の大会をなくす競技も増えてきています。子どもがスポーツに打ち込んでいるときの保護者の役割は何でしょう。

具志堅用高さんの銅像

その参考になる記事が朝日新聞に載っていたので紹介します。

9月7日付けの朝日新聞には、ラグビーイングランド代表監督エディ・ジョーンズさんが、子どものスポーツに対する保護者の姿勢について意見を寄せていました。

保護者はいつも子どもたちを励まして欲しい。悪かったところを批判するのではなくどうすればよかったのかを聞くようにすれば感情的な言い合いが学習時間になる。とにかく批判するのではなく応援してほしい。パソコンも良いが、子どもが好きなスポーツを見つけられるようにバランスよく外遊びもさせてほしいと書いてありました。

また、22日付けの「子どもとスポーツ」というページには体操の田中理恵さんのお話の中に、体操一家である理恵さんのお父さんから「アスリートは競技をやめた後の人生の方が長い」から無理な体重制限をしてはいけないと言われていたことが書いてありました。理恵選手が遅咲きでもオリンピック選手になれたのは、家族が自分の意見を尊重してくれて暖かく応援してくれたからという話に、なるほどと思いました。

また、同じページに、とちぎスポーツ医科学センター長の池田達昭さんの話として、体操やフィギュアスケートのように「空中で回る動き」は小学校低学年までに始めることが良い。また、テニス、バドミントン、卓球、バスケット、サッカー、競泳なども早くからやり始めた方が良いそうなのですが、ある程度のレベルからもう一伸びするためにはその競技のみしていてもダメなことが多く、子どもの頃よく遊んで多様な遊びをしていることが大事なのだそうです。

松尾芭蕉銅像


保護者の大事な役割は、まず子どもの気持ちを尊重してあげて、どんな時でも応援すること
なのかもしれません。ただ、熱くなって野次を飛ばすのは応援ではありません。その子の成長を考えて、自分が熱くならずに見守ってあげてほしいと思います。本人が冷静で無くなったときに、きちんと考えさせてあげることができるのが保護者なのです。小さい時にはいろいろな事を体験させてあげて,大きくなったら本人に任せるのが理想なのではないかと思います。

*ジョン万次郎の銅像