朝から自転車で走り回る先生
今朝、郵便局に行った帰り、家の近くで踏み切り待ちをしていたら、後ろからもう一台の自転車が。その後、女の人の声がして、その自転車の男の子との会話が始まりました。
「どこいくの?」
「家に帰る。」
「誰の家、自分の?○○さんの?」
「自分の家。荷物置いてくる。」
「わかった。学校で待ってるよ。」
「うん。たばこもおいてくる。」
「そやな。」
朝の9時過ぎ。学校に来ていなかった子と見つけた先生の会話だったのです。
ジュースを飲みながら、先生の方を振り返らず答えていた男の子。でも、言われてないのにわざわざ
「たばこも置いてくる。」
と言った男の子が妙にかわいく感じました。
コンビニから連絡があったのかもしれませんが、もしかしたら、先生は毎日うろついている子がいないか、コンビニなどを探しているのかもしれません。
小学校の場合は家を出ているのに学校に来ないで公園などにいたら、たいてい見かけた人が学校に知らせてくれます。そこから出動するのですが、中学生だと何も持たずに私服でうろついていたら大人と見分けがつきにくいでしょうから、学校に連絡もないでしょう。
小学校にしても、中学校にしても一番大変なのは生活(生徒)指導なのかもしれません。半分は家庭の事情や家庭問題があり、指導しても伝わらない、改善しないことが多いです。実際、生活が安定していないのに学習に意欲が向くはずがない。おまけに、中学校だと小さい時からの学習不足で先生の話していることはチンプンカンプンでしょうから、50分間座席に座っているのもしんどいでしょう。クラブなど打ち込むことがあれば救われるのですが・・・なかなか今の中学校はクラブの種類も少ないようですし、本人もしんどい事は続かなかったり。本当に難しい問題です。
小学校でも中学校でもどんな子にも居場所があるような方策はないものでしょうか。
前に校内フリースクールの取り組みについて書いたことがありましたが、本当にその時の能力に合わせた学習ができて、自分の居所ができる、きめ細かいニーズに合わせていけるように、まずは自由度の高いフリースクールのような居場所から作って行ってほしいと思います。それと、生活指導や生徒指導には人も必要ですから、先生の数を増やして無理なく対応できるようにしてほしいです!
ほかに何かいい手があるといいのですが・・・。
先生!ご苦労様です!!
*草津温泉湯畑