きぬさや自由帳

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学校のICT化で思うこと

学校のICT化進んでいますか?

児童一人に一台の端末が日本のほとんどの小中学校に配られたそうです。現場の先生方は活用に日々奮闘されていることでしょう。

家庭との連絡がデジタル化されたり、校務がペーパーレス化されたりするのはとてもいいことだと思います。また、教材などでもデジタルの方がわかりやすいものもたくさんあります。世の中の流れとして教育でのICT化はどんどん進んでいくことでしょう。

コロナ下での急激なICT化ですが、教育の現場は今まで一番遅れていたと言ってもいいような状況でしたので、苦手な先生も多いのも現状です。また、得意な先生に負担がかかっているということもあります。

また、いろいろなリスクもあります。ウィルスや機械のバグ!現役当時、授業で使っていると不具合が起きる。そうなると授業が中断され進まない、なんてこともしばしばありました。不思議なことに肝心な時に不具合が起こるのです。参観日などで使うときはもしもにそなえダメだった時の用意もしていたものです。そして、一番困るのは、ウィルスに感染。一番忙しい4月に使えなかったなんてこともありました。

現代社会においてICT化は避けて通れないことですし、慣れるまでは少し大変でも、校務の軽減になるはずです。

授業での活用はどうでしょう。子どもの学習に関してはすべてがデジタルを使うほうが良いというわけではありません。自分の手で書くのも大事なのでアナログでないとだめなところもあるでしょう。けれども今の子どもたちは、デジタル弱者になると生きにくい世の中になることが予想されるのですから、やはり基本的には使えないとだめなのです。どこで使うのか、どう使うのかを見極めていくのは教師の仕事だと思います。

学校現場が無理なくICT化するには、必要なことがあります。まず、ICT担当の人員の配備です。専門家が学校にいて、いつでも不具合に対処してくれる。教員に必要なノウハウを教えてくれる。教材の開発の相談に乗ってくれるなどがあって初めて活用できるのです。

もう一つ、児童に個人の端末を使わせて思ったのですが、学校では必要のない機能がついていたり、よく使う機能の操作が煩雑だったり。全国の小学生が使うのですから、小学生が使いやすい特別なPCを開発してほしいと思うのです。こちらからいろいろ制限しなくても必要な機能だけがあるPC。

今後、多分4年に1回は入れ替えの時期が来るでしょうからメーカーの皆さん是非考えてみてください!小学生が使うのに特化したPCが家庭用と学校用の各自2台あれば、家庭との連絡にも使え、持ち運びの手間もありません!教育にお金をかけてください!!

慣れるまで大変でしょうが、ICT化され、学校現場が少しでも楽になっていくように祈っています!

*浜松航空博物館