きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

新任の先生へ あと一か月です!

あと1か月で夏休みです!

この3か月間、本当にお疲れさま!

4月1日(今年は3日でしたが)に辞令をもらって、多分その日から新学期に向けての仕事がスタートしたでしょう。普通の企業であれば、少ないところでも一か月は新任研修があってから、配属先を決めたりするのに、教師の仕事はその日から一人前に仕事をすることを要求されます。中には副担任からスタート出来たり、指導の先生についてもらったりできる自治体もありますが、多くの先生方はいきなり一人前の先生を求められているのではないでしょうか。


先日、教師を目指している人のお母さんと話していて、「ベテランの先生に教えてもらえるのではないのですか?」と質問されました。

同学年にベテランの先生がいることも、昨今は少なくなっています。それに、あまりに忙しすぎて、同じ学年でも助けられるかどうか・・・。新任担当の先生がいても、一対一ではないでしょうし、中には他の学校の新任さんと掛け持ちなので、自分の学校には時々しか来てくれないなんてことも。また、新任なので楽なクラスの担任をと管理職が思っても、楽なクラスがあるかどうか難しいです。


おまけに、昔なら「若い先生大歓迎」だった保護者も、今は「新人さん?!」と中には不安に思う方もいます。そんなことを考えると、一年目にやめる先生が多いのも納得がいく状況なのです。

その中で、今まで頑張って来ただけでも素晴らしいと思います。きっと事務仕事や校務分掌、授業の準備などで夜遅くまで仕事をしていることでしょうが、体を壊しても、心がしんどくなっても続けられません。仕事に楽しみを見つける、暇を作って自分の好きな事をする、夏休みの計画を立てる、頑張らない日を作るなどいろいろな手段でリフレッシュしながら、あと一か月を乗り越えてください。


学期末には個人懇談会もあると思います。「子どものいない先生にはわからない。」私も若い頃言われたことがありますが、そんな時は、「年齢が子どもに一番近いので子どもの気持ちがわかります。」とか「子育てはお母さんの方がベテランなので、私よりわかっておられると思いますが、教育ではプロなので、子どもたちを見ていく中で○○だと思います。」などと切り抜けてきました。


今の世の中、自信を持って子育てをしている方も少ないので、一緒に考えましょうという姿勢が大事なのかと思います。自分が思うことを自信を持って話せば、信頼を勝ち取れるのではないでしょうか。相手を否定すると反発されます。子どもの悪いところを指摘しても受け入れられません。それは信頼を勝ち取ってからです。子どもはほめるのが基本です。子育てのしんどさに共感しながら、わかってもらえそうなところだけ話せばいいのです。大学でプロの知識を勉強してきたのですから、自信を持ってください。

そして、周りがどんなに忙しそうに見えても、周りを頼ってください。愚痴を言う、やり方を聞く、食べに行く、飲みに行く。初めに言いましたが、他の仕事ならこの時期はまだ半人前です。頼ってもいい、というより頼って当たり前です。忘れないでくださいね。

夏休みまであと一か月。一つ目のゴールはもうすぐです!