きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

子どもとスポーツ

スポーツを楽しんでほしい

天才と言われる子どもたちが有名になったり、アニメや漫画が流行ると、そのスポーツなどを始める子どもが増えます。私もアタックナンバーワンを見て(古!)バレーボールを始めた一人です。と言っても昔は友だちと遊ぶとか中学校のクラブに入るとかお金もかからないし、親からの助けも口出しもなかったのですが、最近では「子どもがスポーツなどを始める」=「習い事を始める」となることが多いようです。そこには「習うところを決める」とか「お金を出す」という親の手助けが欠かせなくなります。


親としてはどのような心構えで臨んだらいいのでしょうか。

まず大前提は、子どもがしたいかどうかです。親がさせたいのではなく、子どもがしたいことが大事です。小さい時からの英才教育が大事だからと言って、親が習わせても、子どもの気持ちがなければ続きません。始めるきっかけは親が作ったとしても、子どもの様子を見て、やる気がないようであれば辞めた方が賢明です。


そして、楽しく続けさせるためには、親が余計な口出しやプレッシャー、欲を出さないことです。楽しく続けたものは自分の経験としてプラスになりますが、無理をして続けるのは時間とお金の無駄遣いです。

習い事の中で、生活を支えるものにつながるような習い事、例えばプロのスポーツ選手になるとか、ピアニストになるというのはほんの一握りです。大抵は将来の生活を支えるためには役に立たないのです。でも、将来いろいろな場面で生活に潤いを与えるのに役には立つかもしれません。

それは、趣味としてとかその時に頑張った気持ち、築いた友情や人脈、そして楽しかった体験などが自分の支えになるかもしれないということです。その為にも楽しく続けるとか自分で考えて行動するということが大事になります。嫌だったことや無理をしたことはきっとマイナスにしかならないでしょう。

習い事は楽しく。これを忘れないでください。やめ癖が付くからやめさせないという方がいますが、楽しければやめません。やってみなければ楽しいかどうかわからないのですから、やめたい=楽しくないということです。


もちろんそれぞれの家庭によって事情が違いますから、子どもがしたくてもさせられないこともあるでしょう。それは、子どもに正直に事情を話せばいいのです。

今、スポーツ以外にもいろいろな習い事があります。どんな習い事でも、子どもたちが興味を持って取り組みたいのであれば、親としては応援したいですよね。でも、親の方が熱くなりすぎないように注意してください。