人権を守る=「一人前」に扱う
例えば、この時期新聞の折り込みには塾の広告が目立ちます。
では、塾に通わせるとしてどのように選びますか?
評判を聞いて親が勝手に決めるなんてことがありませんか?
塾と言っても様々です。受験用の塾から普段の補習のための塾、勉強の習慣をつけるための塾などなど。
どんな目的で行くのかがはっきりしていないと効果は限定的です。
そして、肝心の本人はどう思っているのでしょう?
一番効果があるのは、本人が行きたいと思っている時に行くことです。
子どもですから、いろいろな「行きたい」があるでしょう。
「友だちが行っている」「教材が面白そう」などあまり大人から見ると歓迎できないこともありますが、行きたくないところに行くよりはましです。
とにかく、子どもの意見を聞いて、親の考えも話し、お互いに納得して決める事が大事です。
この塾は合っていないと思ったらやり直せばいいだけなのですから。
子どもを「一人前」に扱うということは、子どもの言うなりにするということではありません。
子どもの思いを聞いて、親の意見も言って、お互いの意見をすり合わせるということです。
どちらかが一方的に従ったり従わせたりの関係にならないということです。
その中で、話し合うことの基礎や自分の意見の言い方などを学んでいくのです。
ただ、大人は子どもの意見を聞くふりをして、実は大人の意見を押し付けていることが多いのでちゃんと子どもの意見を聞くことがすごく大事です。
そうすれば子どもも考えるようになりますが、考えてもなにも反映されなければ考えることをやめてしまいます。
そうですコミュニケーション能力は家庭で育てていくことが大事です。
そして、子ども自身が生きやすい環境を自分で作れるように育てられたらいいですね。