きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

新学年を前に塾選び?

塾に行っていますか?

いろいろな所で「もうすぐ新学年」という言葉が躍っています。そして、塾や教材の広告がいっぱい!子どもを持つ親としては気になりますよね。

中学生ではほとんどの子が何らかの学習塾に通っているとか。塾にいかないと学習についていけないというのもおかしな話だと思うのですが、教育にお金をかける違いが学力に出ているというデータを見ると「無理をしてでも行かせた方がいいのかしら」と思ってしまいますよね。

美ら海水族館ジンベイザメ


今の世の中は学歴がすべてではなくなってきていて、どれだけ自分で考えることができるかが大事だと言われています。学校の成績が良くても自分で考えない子は社会に出てつまずくことが多いです。そこで重要になってくるのが楽しく学べることではないかと思います。

人と比べて自分ができないと思うとモチベーションを保ちにくいので、なんでもできた方がいいのですが、目標もなく努力できる人間は少ないです。「好きこそものの上手」で、好きになること、楽しくすることが「やる気スイッチ」ONにする早道だと思います。

*ウミガメ


せっかく安くないお金をかけるのであれば、子どもに合った塾を選ぶべきだと思います。友だちやママ友の話も参考になるでしょうが、子どもは一人ひとり違います。他の子に合っていても自分の子に合っているとは限りません。体験などをしてみて、子どもが行きたくなる塾が良いと思います。

子どもに合った塾をと考えているなら、まず我が子の性格を分析してみてください。学習習慣は身についていますか?自分からやるタイプですか?言われてやるタイプですか?ひとりでも通えますか?教科の好き嫌いは?などを考えてみましょう。するとどんな塾が合うのかわかってくると思います。

また、どんな目的で行くのかも大事です。ただ何となく、みんなが行っているからではなく、何のために行くのかによっても塾選びが変わってきます。受験目的なのか補習目的なのか、またはより高度な事がしたいのか。そこを子どもと相談しながら考えないといけません。

*イトヒキアジ


大事なのは大人だけで決めないで、子どもの意見を聞くことです。やりたくない、行きたくないところならさぼってしまいます。まじめな子ならいやいやでも続けますが、成果が上がらないことが多いです。勉強するのは子どもなのですから、無理やり通わせるのは時間とお金の無駄です。選択肢は与えても、自分で選ばせることが続けさせる秘訣です。ただ、人間関係などいろいろな要素がありますから、通ってみて合わなければ無理に続けさせないことも心に留めておきましょう。

地域に塾がたくさんあれば選べますが少ないところでは選ぶのは難しいでしょうし、送り迎えが無理などの事情もあるかもしれません。そんな時はネット教材や通信教材などいろいろな選択肢があると思います。かなり高額な物もありますからここでも本人のやる気が大事です。もちろん保護者が教えることもありなのですが、この場合はかなりの覚悟が必要です。何故ならばなかなか冷静に教えられないからです。わからないところだけ教えるなどの工夫が必要でしょう。

うちでは私も子どもも夜に塾に通うのが嫌だったので、教材を与えたのですが、子育てを終えて振り返ってみると、どの教材もその他の習い事も本当に役に立っていたのか疑問です。「ほとんどは無駄だったかも・・・。」と思います。でもきっとその無駄も子どもたちを作ってきた大事な部分なのではないかとも思います。

子育てに正解はありません。塾選びにしても子どもと一緒に悩んで前進していくことが子育て、親育ちなのではないかと思います!

ジンベイザメ