学習や練習の時間「長ければ安心」と思っていませんか?
朝日新聞の教育欄で2月に二回にわたってブラッハーさん(元ベルリンフィル首席)の教育論が掲載されていました。
主に楽器を学ぶ子どもたちを相手に開かれた世界的なバイオリニストのコリヤ・ブラッハーの「トーク&コンサート」でのお話と、日本のバイオリニスト水島愛子さんも加えた二人の教育論に関する記事です。
そこで語られているのは「練習は量より質」ということと、「きちんと普通の生活をすること」です。
日本の親はついつい長い時間練習することが良いことと思ってしまいがちだが、集中力が切れているときはやめさせるべきだと。
また、「演奏家は身体を使う運動家(アスリート)なのです。同時に頭を使う知識人で、演奏するときは役者でもある」「人間的な幅がなければ音楽も狭くなる」とも。
つまり、一つのことばかりではダメだということでしょう。そして時間ではないということです。
これは音楽だけでなく、学習やスポーツにも言えることです。
特に小さい時は一つのことだけをするのではなくいろいろな事を幅広くすることが、最終的には進みたい道にも生きてくるということです。
学習時間や練習時間が「長いとOK,短いとダメ」と思っていませんか?
長くてもフリだけかもしれません。
子どものころ親の前だけ「してるフリ」をしませんでしたか?
何事も集中して短時間で出来るのが一番なのです。
そして、一つのことが出来るだけではダメです。
そのためにも睡眠時間をしっかりととり、きちんと生活することが大事なのです。
やはり基本的生活習慣ですね。