きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

小学校の?なルール

新聞などでも何度も取り上げられている小学校のイマドキ?と疑問符が付くルールありますか?

例えば、「欠席連絡は連絡帳で」とか・・・。「すべての教科書を持って帰る」とか・・・。「PTAの役員をしなければいけない」とか・・・。

*那谷寺

その中で、「欠席連絡は連絡帳で」について考えてみました。

私が勤めていたところでは、ほとんどの欠席連絡は電話でした。かつては(20年以上前)は連絡帳でしていましたが、連絡帳を児童に届けてもらうのが危ない(連絡帳を託した児童がその途中で事故にあったら困る)ということで、連絡帳での欠席連絡は兄弟姉妹が届けてくれる以外はありませんでした。なので、この話が新聞等で出るとイマドキ?まだ連絡帳?と思いました。

けれども電話対応も大変な時もあります。例えばインフルエンザなどが流行しているときは職員室の電話が鳴りっぱなしになるとか、電話を受けた先生と担任の間で行き違いになるなどです。一般の会社と違い、ほとんどの学校では電話があるのは職員室で、担任がいるのは教室です。教室に上がってしまうと担任は電話に出られません。職員室に職員が必ずいるとは限りませんし、いちいち伝達に行けない時もあります。電話の台数も限られています。

どちらにしても不都合なことはあるのですが、電話の方が児童の手を煩わせない分良いと思います。

ほとんどの学校で児童一人一台の端末機が入っているのになぜメールでできないの?という点については、先生が保守的で、新しい技術にうといというところもあるでしょう。なにせ教育現場や行政機関のIT化は、企業に比べ格段に遅いですから。でも、近い将来、どこの学校でもお家からの端末で欠席連絡を入れるようになるでしょう。児童の一人一台の端末などを利用すれば、欠席連絡やお手紙のペーパーレス化もできるはずなのです。

でも、端末から連絡を入れられるようになったとしたら、子どもが勝手に欠席連絡を入れるということもできてしまい、親の知らない間に学校をさぼっていたということもあるかも・・・。どちらにしてもどのような方法でも一長一短はあるのです。

*叡福寺


幼稚園児が送迎バスに放置された事件がありましたが、小学校では子どもが登校時に事故や事件に巻き込まれる危険や、ネグレクトなどの事案もありますから、毎朝出席を取った時にいない児童には家庭への問い合わせをします。(少なくとも私の勤務した学校はすべてそうでした。)出席の把握と欠席理由は、特に今の時代きちんと管理できていないとダメだと思います。

結局、保護者の利便性を考えても、先生の人員確保やどの学校でも使いやすいシステムなどが必要です。できれば、欠席児童が教室ですぐに把握できて、まだ出席していないのに連絡のない児童が職員全員で把握できるようなシステムが。

児童の一人一台の端末などを利用して、欠席連絡やお手紙のペーパーレス化をするには、全家庭のネットワーク環境やシステムを運営管理する人が必要になります。そう考えるとみんなが使いやすく、子どものためにも保護者のためにもなる学校運営をしていくには行政の力が絶対必要です。

また、地域や学校によって全然違うのは困りますよね。できれば、日本中どの学校に行っても、学校との連絡方法が一緒の方が便利だと思うのですが。

薬師寺