3日目
最終日は飛行機で帰るだけ。
*屋久島空港:飛行機の側から
朝から荷物を作りバスで空港へ。
屋久島空港は、小さなお土産屋さんとレストランがあり、出発の受付もこじんまりとしています。待つところも少なく、ちょっと窮屈な思いをしながら飛行機を待ちました。そして、空港をプロペラ機で出発。鹿児島空港へ。乗り換えのための待ち時間はビールで休憩。一路伊丹空港に帰ってきました。到着前に伊丹上空に積乱雲が発生していて一時待機しましたが、無事に着陸!屋久島の旅を終えました。
*朝も散歩で:海まで続く道
おまけ
二日目の観光は、地元で生まれ育ったガイドさんが一緒に回ってくださいました。とてもわかりやすい説明と聞きやすい話し方の明るい方でした。そのガイドさんから聞いた興味深い話を・・・。
屋久島の気候
屋久島には狭い島の中に海沿いの亜熱帯の気候から、九州最高峰の宮之浦岳(1936m)を筆頭に1000mを超える山々の亜寒帯の気候があり、暖かい地方なのに冬には雪も降るそうです。気温も天気も高度とともに変わり、行った時も海沿いでは晴れていたのに、山に入っていくと天気が悪くなり小雨模様。また下りてくると晴れているといった具合でした。気温も山中はとても涼しい!また、一周3時間足らず(半径30㎞)の島でも北側と南側でも気候が違うそうです。小さな島にいろいろな気候があり、それに伴って植物の様子が変化しているのも世界遺産に選ばれた理由の一つなのだそうです。
また、暖かい海の水蒸気が「洋上アルプス」と呼ばれる高い山々に当たり大量の雨が降ります。年間降水量は日本一です。すぐ隣のロケット発射場で有名な種子島は、山のない扁平な島なので降水量は屋久島の半分なのです!
*朝の海岸
屋久島の小学校の遠足
屋久島の小学校では、卒業までに屋久島の最高峰「宮之浦岳」を登るのだそうです。大阪の小学校ではかつて多くの学校が耐寒遠足で金剛山に登っていました。近畿の最高峰金剛山は1125m。車でも山頂まで行くことができる道がありますし、ロープウェイでもいけました。それでも冬の遠足はなかなか大変。しんどくて気の使う行事でした。屋久島の最高峰「宮之浦岳」は1936m。もう2000mです。これは、信州の山と比べてもひけをとらない。まさに登山です。おまけに見るからに急斜面!小学生で、遠足でそこに登るなんて・・・。「屋久島の教師でなくて良かった!」と心底思いました。
*バスから見えた山々
旅を終えて・・・
屋久島は本当に自然豊かな、自然が守られている島です。自然の中で体の中まできれいになるような気がしました。まさに「もののけの森」にいるような太古から変わらぬ自然。世界遺産なのがうなずけます。
お勧めの旅行地ですが、屋久島に行くときはしっかり歩く覚悟で行きましょう。自分の体で自然を感じるところなのです!そして、体力のあるうちに訪れることをお勧めします!!「縄文杉を見たい。」と思う方はトレーニングをして臨んでください!きっと頑張る価値はあると思います。
*二代大杉