きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

教員免許更新制の廃止に向けて思うこと

外出していると昼過ぎに小学校の児童の下校と遭遇しました。個人懇談かな?と思いながら、そういえば、エアコンの入る前は、7月10日から終業式までは短縮授業だったことを思い出しました。あの頃は1学期末の成績処理は午後に作業ができるから少しゆとりがあったものです。2学期3学期にも短縮が欲しいと思っていましたが、今では短縮なんてなくなってしまったのですから・・・。学校全体にゆとりがなくなっていくように思います。

でも、あと少しで夏休みです。頑張ってください!

教員免許更新制度がなくなりますが・・・

教職員の免許更新制度が新しい制度に代わりますが、まだ全部が発表されていないのでわからないところはありますが、あまり楽にはならないようですね。管理職の先生の負担も増え、自分で記録する分、自分の負担も増えそうです。どんな研修になるのかはまだわかりませんが、するのであれば役に立つものになってほしいですね。

教員免許更新制度はダメというものでもないと思います。私が教員になった時、まさか、英語を教えることになるなんて思ってもいませんでしたし、児童1人に1台のPCなんて・・・想像もできませんでした。時代によって教える内容ややり方が変わるのですからそれに必要な研修があるべきで、それも含めた免許の更新ならば納得いくのですが、今の制度は何のための研修かわからないものもあり、やらされている感が強く、これでは負担感のみ多いなと思いました。

子どもの学習もそうですが、やらされていることは身につきません。自分から積極的に求めて初めて身につくのです。もちろん、今でも積極的に多くの先生が研修されています。でも、研修どころではない先生も多いのです。逆に学級がしんどい先生こそ研修が必要なのに、その人たちは日常業務や保護者対応に追われ、なにもする暇も気力もなくなる。

教職員の資質向上のためなら、まず教職員の絶対数を増やしてほしいです。そうすればゆとりができ、研究授業や研修に参加しやすくなり、新しいことや興味のあることを学ぶ時間を確保できると思います。実際、補欠に入る人がいないから研修に行けない人もいます。

理想で言えば学年にクラスの担任プラス一人の配置ができればいろいろな意味でゆとりができ、子どもに合わせた学習活動も展開できます。ただ、一学年一クラスのような小規模の学校ではしんどいのですが、学校全体で見て3~4クラスにプラス一人程度は配置してほしいものです。

現在のように、病休や育産休でも講師が配置されない、4月から担任が足りないような状況は本当に困ったものです。

現場の声を聴いてしっかりと改革してほしいと思います。

教育に日本の未来がかかっていると言っても過言ではないのですから。

西表島 マングローブ