小学校の時間割 毎日6時間は多すぎ?
10月1日付け朝日新聞の教育欄で小学校の時間割についての記事がありました。
「毎日6コマは子に過剰」というタイトルがついていました。
「その通り!」と思う先生がほとんどではないでしょうか。
今は高学年では5日間すべて6時間です。
週5日制になっても授業時間や内容は週6日制の時とほぼ同じになっています。
教科として外国語科の時間も増えました。
35週の倍数でない教科があるので、週や学期によって時間割が違うというややこしいことも。
クラブ活動は行うが授業時数以外でなんてことも。
内容もゆとりの時代に学力が下がったと以前並みに復活。
時間のかかる主体的に考える授業、話し合う授業(すごく良い事なのですが)・・・、内容はどんどん増えていきます。
「全部をしなくても良い」と言われても、教科書に載っているのにしなくても本当にいいの?
と考えると「頑張って全部を」となってしまいます。
「中学校に行ってこの子たちだけやってないと困るのでは?」と思ってしまいますから。
実際には、一生懸命考える授業で続く集中力は、午前中が精いっぱい。
特に低学年は午後になるとクタ~としています。
高学年でも、午後に実習(理科の実験や家庭科の実技)をすると、怪我が心配で特に気を使います。
結局、詰め込んでも、多くの子を取りこぼすことになってしまいます。
本当は午前中授業で、午後からは芸術、運動などの子どもが興味を持つことができればいいのに・・・
と思っていました。そうすれば、救える子もいるのにと・・・
子どもたちの現状、学校の現場の様子をよく見て、多くの子どもたちにより良いカリキュラム、授業時間を考えてほしいと思います。
ゆとりのない学校は、不登校の子どもをますます増やしてしまいますから。