きぬさや自由帳

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金木犀の木見つけられますか?

金木犀を探しましょう。

金木犀

金木犀の花が咲き始めいい香りがそこかしこから香ってきます。子どもたちは気付いているでしょうか?日常の季節の変化などに気付いている子どもは案外少ないです。小さいときからほんの少し投げかけてあげるだけでいろいろな事に気付き、興味を持つようになると思うのです。それが自然科学やいろいろな学問への興味、知ることがオモシロイという学習の根源みたいな力をつけていくことにもなると思います。

今の子どもたちは、今咲いている花を知らないだけでなく、季節の行事も経験していない子が結構います。

例えば、お月見。今年は9月10日の「芋名月」と呼ばれる中秋の名月と10月8日の十三夜を楽しむ「栗名月」「豆名月」と呼ばれる「後の月」。テレビのニュースで取り上げられているし、お団子も売っているけど、ススキなどを飾ってお月見をしている家庭はほとんどないでしょう。また、お団子ですら食べていない子も多いようです。

そんな中で、給食でお団子が出たりするのはとても良い事だと思います。それに加えて学校やクラスで季節の行事に関係した話をしてあげることは、子どもたちのこれからの人生に彩をくわえることになるのではないかと思います。

家庭で忙しさの中で忘れられている行事のこと、四季のことを気付かせてあげるのも、現代では教師の仕事の一つなのかもしれません。

*銀木犀

そのためには教師がそれに気づかなければなりません。先生も忙しい毎日を送っていることと思いますが、古くから伝わる季節の行事や四季の移ろいに、目が向くゆとりを持ってください。そして、朝の時間に話してあげてください。ほんの少しの働きかけの積み重ねがいろいろな事に気の付く、興味を持つ子をつくるのだと思います。

金木犀の花が咲いたらいい香りのする木を探させてください。学校にも1本くらいありませんか?自分で探し当てたら忘れないと思います。授業時間を割かなくても、「こんな木が学校にあるけど見つけたら先生に教えて。」と問題をだしておけば、子どもたちは勝手にゲーム感覚で休み時間に探検してくれます。その遊び感覚が大事だと思います。学習は机でするだけのものではありません。校内を探検してみて遊びのようにできる学習を探してみましょう。週に1回くらいは自然に目が向くように問題を出してあげてください。

先生自身も自然を楽しむゆとりを持って!