■ - きぬさや自由帳

私は子どもが小さい時、忙しくて「とにかく早く大きくなってほしい」と思っていました。

特に共働きやシングルマザーの人にとっては「楽しんでいる暇がない」と思うでしょう。

それは仕方がないことなのですが、子どもが大きくなった先輩からは「今だけよ」とよく言われませんか？

では「楽しい子育て」「子育てを楽しむ」ってどうするの？

私は子育てにかかわらず「人生を楽しむ」ことだと思っています。

その瞬間の人生を楽しむ。

ただ、子育て中はその中心に子どもが一緒にいるだけです。

子どもを囲んで楽しむ。子どもがいるから楽しめる。ということではないのかな。

「自分だけで楽しむ」ことは子どもを置き去りにしています。ひどい時にはネグレクト、虐待ですよね。

人生８０年いろいろな時期があります。

その中で、子どもに積極的にかかわれるのはたったの20年～30年。

自分だけで楽しむ（夫婦で楽しむ）のはそれ以外の時に十分できます。

「子育て中」にしかできない楽しみを積極的に味わってもいいのではないでしょうか。

・子どもの成長を見守る

・子どもがいるから行けるところに行く

・行事に参加する（幼稚園や学校も含めて）

・子どもを通して出来る人間関係を作る

・子どもから刺激を受ける

そんなことを「楽しみ」と感じたなら「子育ては楽しい」のではないでしょうか。

子どもは自分の付録や持ち物ではなく、相棒やパートナー的存在なのです。

小さい頃は養育しないといけない存在ですが、それでも「一人の人間」、そこの線引きを間違うとお互いが不幸になると思います。

子どもの人生はその子の物です。

自分が納得できる生き方をさせてあげたいですよね。

ということは、必要以上に介入しないのがベストです。

私自身、忙しかったけれど、いろいろな人に助けられて子育てができたことをありがたく思っています。

子どものおかげで、多くの友だちを得られましたし、多くのことが学べ、なにより自分が成長したと思います。

そして、その時々に子どもたちからいろいろな意見や刺激をもらいましたし、今ももらっています。

人は考え方ひとつです！

「何でも積極的に楽しんでやろう！」という

「人生を楽しむ攻めの子育て」が子どもも自分も成長させてくれるのではないかと思います。