ニッカウヰスキー余市蒸留所
ここの工場見学はほとんどが外。
多くの建物が広い敷地内に点在していて、公園のようになっています。
売店や博物館はツアーでなくても入れますが、それ以外の所はツアーの人以外は立ち入れません。
その中にはNHKの朝ドラ「まっさん」のモデルである竹鶴政孝さんと妻リタさんの住んでいた家が移築されていたりします。
製造工程を追って見学していきます。
説明を聞くと竹鶴さんが日本でウイスキーを作るのに理想的な土地として余市を選んだのが納得できます。
余市にはビールの原料と同じく大麦があり、ウイスキーのふるさとスコットランドとよく似た気候。燃料の泥炭もこの辺りで採れたとか。すべてそろった土地だったのです。
行程をたどると、最初のうちはビールの工程と同じなのです(昨日見たばかり)。
ビールとの違いは、ホップを入れないのと酵母が違うこと。
発酵させたものを蒸留してアルコールを濃縮するとウィスキーになるのです。
ビールとのもう一つの違いは、ビールは寝かせませんが、ウィスキーは年月をかけて寝かせることです。
長い間寝かせることで、最後には樽詰めしたものが半分くらいになるそうです。
そして、ここの見どころは何と言っても蒸留窯の所です。
なんと今でも石炭を人の手で炊いて蒸留しています!
ビールにしてもウイスキーにしても、工場見学と言ってもほぼガラスの向こうで作業自体は見えないことがほとんどですが、ここでは5分に一回人の手で石炭を釜にくべて温度管理をして蒸留しているのを見ることが出来ます!
ここがスゴイ!