サッポロビール博物館プレミアムツアー
いよいよプレミアムツアーに出発です。
まず、シアターでは日本人で初めてのビール職人であり、サッポロビールを生み出した中川清兵衛のお話を見ました。
幕末にイギリスに密航して、ドイツでビールの製造工程を学んだことや、北海道の開拓の一環としてビール作りが始められたころの苦労などが語られていて興味深かったです。
ここでは、もう一人の立役者 村橋久成のお話を見られる日もあるとか。機会があれば見てみたい気がしました。
この博物館には誰でも入れる無料のエリアがあり、サッポロビールの歴史が学べるのですが、やはり、解説付きで聞くと頭に入ります。
サッポロビールの工場見学ではわからなかった、サッポロビールのこだわりがわかりました。
それは、開拓使の精神。
もともと北海道で採れた物にこだわった製品づくりだったのです。
ビールの原料である大麦もホップも北海道産だったのです。北海道でホップが自生していたのが発見されて、ビール作りが考えられたということです。
そして、サッポロビールのラベルの★は開拓使のマークの★だったのです。
もちろん今では北海道以外にも工場はありますし、ホップや大麦も外国から輸入したものが使われているそうです。
歴史のパネルや当時使われていた蒸留窯などを見ながら説明を聞き、最後に試飲です。
有料でいろいろなビールが楽しめるコーナーの一角が試飲会場になっていて、ここでしか飲めない復刻版のビールと現在の黒生を飲み比べることが出来ました。
飲めるビールの量は少なかったですが、勉強になる楽しいツアーでした。