研究授業好きですか?
と聞かれて「好きです」と答える人は少ないかもしれません。
準備に多大な時間を使うし、ストレスがかかる。
人の授業を見に行くためには子どもたちを自習させないといけない。
などなど、「好きでない」理由はたくさんあるでしょう。
本当に子どものためになるの?と思う人もいるかもしれません。
でも、考えてみてください。
教師という仕事は多くの場合一人で授業を受け持ちます。
そこにいるのは子どもたちだけ。
上手くても、上手くなくても評価されることはありません。
ヘタな授業で被害を受けるのは子どもたちですが、教師本人は気が付いていないことが多いのです。
これは困ったことです。
教室が荒れる原因は、授業が上手くいっていないことにもあるのではないかと私は思っています。
教師にとって授業を上手く運営する(イマドキ教えるばかりではない)のは、最大の仕事です。
でも、その技術をどこで磨くのか・・・。
学級王国の中の王様でいては時代にこたえる授業はできないのです。
そのためにも、常に多くの人と考え、話し合い、授業のやり方の研鑽を積む。新しいやり方を試す。自分の悪いところを指摘してもらうことが大事です。
人の授業を見て採り入れ、自分の授業を見てもらって改善点を見つける。
それらすべてが日々の授業を改善することに役立ち、子どもたちに良い授業を提供することになります。
授業をよりよくしようと努力する姿勢は、子どもたちのお手本ともなるはずです。
この秋、研究授業に積極的に取り組んでみてください。