最後の目的地一枚岩へ・・・そろそろお腹がペコペコです。
一枚岩
*一枚岩:大きすぎて入りきれない!
古座川沿いにそびえる山のように見える大きな岩です。高さ100m幅500mの巨岩で、一つの岩でできているのですが、まるで山のよう。
伝説では、「昔、太地に岩が大好物の魔物(虫喰岩の時に出てきた魔物です)が住んでいて、岩が連なる古座川にやってきて次々に岩を食べていきました。一枚岩に嚙みつこうとした時、村の猟師の犬が襲いかかりました。犬が嫌いな魔物は逃げ出し一枚岩は守られました。」というものです。
一枚岩の中央のくぼみは魔物の歯形、雨が降り続いた時に流れ落ちる「陰陽の滝」は魔物の流した悔し涙だそうです。
4月19日前後と8月25日前後の夕方5時ごろには一枚岩に犬の形をした影が浮かび上がるのだそうです。この時も2時を過ぎると影が一枚岩にかかっていました。ちょうど犬の形に見える時があるのでしょう。ちょっと見てみたい気がしました。
遅くなりましたがここでやっと昼食に。
道の駅一枚岩monolish(ものりす)は一枚岩の対岸にあり、一枚岩を見ながらお食事のできるおしゃれなレストランです。イノシシ肉を使ったジビエ料理があるお店だったのですが、「イノシシ」を頼む勇気がなく「サーモンフライ定食」と「うどん定食」を頼みました。自家製タルタルソースの添えられたサーモンフライは脂がのっていて、最高に美味しかったのですが、やっぱりこういう時は普段食べられないものに勇気をもって挑戦すべきだったと反省!次回は挑戦したいと思います。
ここには、キャンプサイトもあり、ちょっとイケテル道の駅でした。夏などは人で賑わうのでしょう。
いろいろな奇岩を見て、自然の偉大さを満喫して古座川を離れました。まだまだ見るところのありそうなディープな和歌山でした。
高速道路を一路大阪へ。高速道路が紀伊半島を一周したら那智勝浦などへも行きやすくなるだろうなと思います。山の中の道も趣深くて私は好きなのですが、やはり時間がかかってしまうのが難点です。
「熊野古道を歩いてみるのは大変だけど素晴らしい」と語り部の橋口さんが言っておられましたが、いにしえをしのんで旅するのもいいかもしれません。私は歩くのが・・・。若いうちに行けばよかったかな。
ここで扱った伝説は古座川観光協会の出している「古座川Asobist」というパンフレットを参考にさせていただきました。
和歌山サイコー!この旅も良い旅でした。