きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

台湾旅行記13(十分)

十分


十分老街の観光
天燈上げです。

十分は、山の中腹を走る汽車の駅の周りに、線路を挟んで両側にお店が並んでいる町です。


周りは山や川、そして林。昭和の時代にタイムスリップしたようなノスタルジックな街並みが魅力です。


そして、そこでは有名な天燈(らんたん)上げができるのです。

紙の張りぼてに願いを書き、その中で紙を燃やして、小さな熱気球のような物を空に浮かべるのです。

 

盗賊が現れた時に、村人は山の中に逃げて難を逃れました。その時の連絡用として天燈を上げたのが始まりで、その後「幸福祈願」のためにその風習が受け継がれているそうです。


では観光用にいつでも誰でもあげられるようになり、天燈上げのお店がたくさん並んでいます

なんと線路上から上げるお店も多く、列車の通らない時は線路が天燈の発射台のようになっています。

今回は線路からお店を挟んで裏側の谷にせり出したテラスから上げました。

*私の願い

天燈の4面に、一人ずつ墨と筆で願いを書いて、写真を撮ってもらってから、下から火をつけて上げます。


火をつけてもらい、手を離すと山々の間をふわふわと、けれど思っているより早く飛んでいきました。

その天燈が空に消えていくのを祈りながら見送りました。(写真もとりながら・・・)

ただ、前回も思ったのですが、環境に良くないのでは?

いつか落ちてゴミになるし、下手をすると山火事になるかも・・・。(実際あるようです)

観光客が毎日毎日こんなに上げて大丈夫なのかな?

しかし、心の中では今回も???と思いながらも、

環境より観光をとってしまいました  ”(-“”-)”🙇


その日も多くのカラフルな天燈が山の空に消えていきました。

願いによって天燈の色が違うようでしたが、私たちは全員赤の天燈でした。

赤は健康・長寿・平和ですって。