明日はお月見。中秋の名月です。
旧暦の8月15日の「十五夜」は、秋の七草やススキを飾り、団子をお供えしてお月見が催されてきました。
中秋とは秋の真ん中。旧暦では、7月・8月・9月が秋なのでその真ん中に当たる8月のことです。
お月見の風習は中国の唐の時代には行われていて、それが平安時代の日本に伝わりました。
始めは貴族の間の行事でしたが、江戸時代ごろには一般の庶民にも広がりました。
旧暦8月15日の満月(今年は9月28日)には、秋の収穫物である里芋を備えていたことから別名「芋名月」とも言います。
そして、旧暦9月13日(今年は10月27日)にはもう一つの名月があります。この時は栗や豆を供えたので「栗名月」「豆名月」と呼ばれます。この名月は十五夜ではなく十三夜、つまりまだ真ん丸になる前の月なのです!
日本人の雅を感じませんか。
お月見は両方見るのが、縁起が良いそうですよ。
最近は日本古来の季節の行事をしない家庭も増えています。
子どもたちに話をしてもぴんと来ない子が多いかもしれませんが、お月見の話をして、月のことや季節のことに興味を持たせることは、理科での月の学習や季節の学習、社会の学習などにもつながります。
まあ、学習につなげる以前にゆったりと月を見る子になってほしいとは思いませんか。そして、次の日に見た月について聞いてみてください。いい話が聞けるかもしれませんよ。
日々の子どもたちへのお話の中に、季節の行事の話などを是非取り入れてください。