「道祖神」で蕎麦打ち体験
最後の日は朝から大忙し。この日蕎麦打ちを予約しているのは安曇野の「道祖神」というところです。時間は9時半。予約時に「11時から別の予約があるから9時半ならできます」ということで、9時半になったのです。移動に2時間近くかかるので、とにかく早く出なければ・・・
朝ごはんは7時からのバイキングなので、それまでに温泉に入って荷物等を用意しておいて、7時前にレストランに。な・な・なんと7時前から人がいっぱい。そういえばここは上高地にも近いので、「上高地に行くには朝早く出発しないと駐車できない」ということをみなさんよく知っているんだなあ!と感心しながら急いで朝食をとりました。
7時半過ぎに出発。安曇野には9時15分ごろにつきました。
「道祖神」は住宅地の中のなかなか見つけにくいところにあり、看板も小さくてわかりにくかったので、住所を頼りにカーナビの示すあたりをきょろきょろ探して見つけました。なんと、フツーの民家でおじさん?おじいさんかな?が一人でやっておられたのです。
少し早かったのですが、部屋に通されて、エプロンをつけて説明を聞いてから手を洗い、蕎麦打ちの部屋に。なにせ普通の民家(3DK?)ですから結構狭い。最初の部屋が四畳半くらい、そば打ちの部屋も六畳くらいで、大きなテーブルが置いてあるので9人はいるといっぱいです。3組に分かれて3~4人で一つのお椀を使い蕎麦を打ちます。
まずはそば粉と小麦粉をまぜて、3回に分けて水を加えながらかき混ぜます。指を立てるようにして混ぜていくと、パラパラだった粉が最後の水を加えるとまとまるようになりました。
そこから丸めるのは素人では難しいのか先生がしてくださいました。そして綿棒で伸ばしていきます。生地を破かないように少しずつ力を均等に加えて伸ばしていくのですが、最初は丸く、そして最後には四角く・・・。均等がなかなか難しい。
それを折りたたみます。
最後に切ります。大きな包丁と木の板を使うのですが、細く均一に切るのは超難しい!
大阪ほどではないですが、その日の気温は30度くらいあったと思うのですが、この部屋にはクーラーも扇風機もなかったのです。「風で粉が飛ぶ」からなのですが、その中で動いていると暑い!あつい!汗をかきながらの作業でした。
作業を終えて出来立ての蕎麦をゆでて水でしめてもらい、それぞれの器に盛りつけてイザ!試食タイム。さすが安曇野、生のワサビがグループに一本ついているので、擦りたてのワサビを添えていただきました。
美味しかったのですが、太さがそろっていないので固さが違う。やっぱり職人の作った蕎麦が美味しい。簡単そうでなかなか奥の深い蕎麦打ちは、はまる人の気持ちもわかりますが、私たちは「職人の打ったそばがいい」という意見で一致しました。
この蕎麦打ち体験は一人2,500円でした。