きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

八重山諸島旅行記(その2)

八重山旅行の二日目、いよいよ島めぐりです!

天気は曇り!なんていい天気。暑くもなく寒くもなく、活動するにはちょうど良い天気です。星は見えませんが・・・。

この日が観光のメインの日。朝から大忙しです。

出発は朝8時。ホテルから石垣港に。そこから高速船で西表島に向かいます。

西表島

マングローブ


西表島では、まず仲間川を船に乗って見学する「仲間川マングローブクルーズ」です。河口の汽水域に生息するマングローブ林を船でゆったり見学します。

仲間川の河口は干潮になると干潟のようになるので船で行ける時間が決まっているそうです。カヤックなどで見学するコースも修学旅行生などに人気だそうですよ。

*仲間川

マングローブと言ってもマングローブという木があるわけではなく海の塩水と川の真水が混じるあたりに生えている木の総称だそうで、亜熱帯から熱帯に生息します。日本では奄美大島以南、主に沖縄県で見られます。日本で見られるマングローブには、オヒルギ、メヒルギ、ヤエヤマヒルギ、ヒルギダマシ、ヒルギモドキ、マヤプシキ、サキシマスオイノキ、ニッパヤシがあるそうで、仲間川にも4種類ほどのマングローブがあり、見分け方も教えてもらいましたが、すっかり忘れてしまいました。1時間のコースで、普段は船に乗っていると飽きてくるのですが、おじさんのお話とマングローブ林、滝などの移り変わる景色を見ていると、飽きることなく最後まで楽しめました。

由布島

海岸を水牛車に乗っているあの定番写真の所です!そうです。ここに行きたかったのです!

なんで水牛車に乗って海岸を通っているの?

*浅瀬を渡る水牛車

答えは、石垣島由布島がとても近く、干潮の時はほぼ陸続きになるから、そこを水牛車で渡るのです。横に橋もかかっていますが、水牛車が観光の名所となっています。

元々由布島にも集落があったそうなのですが、昭和44年の台風で大きな被害を受け、島民が西表島に移ってしまいました。その後、唯一島に残った西表正治さん夫婦が、パラダイスガーデンを作っていったのだそうです。初めは1頭だった水牛(水牛は昭和7年ごろ台湾の開拓民とともに農耕用として渡ってきた)でヤシや花を植え、今のような「亜熱帯植物楽園 由布島」にしていったのだそうです。小さな島自体が植物園となっていて、いろいろな亜熱帯の植物が花を咲かせています。

オオゴマダラと金色のさなぎ

島に渡って、食堂で昼食をとったら、いよいよ島の探検です。
島一周しても1時間ほどで回れますが、水牛の池で水牛たちがくつろぎ、蝶々園では「金のさなぎ」のオオゴマダラなどの蝶々が舞い、マングローブの遊歩道では干潟のムツゴロウみたいなトビハゼも見られました。この島の水牛の家系図があったり、昔の小学校の校門が残っていたり、歴史も感じられる素敵な所でした。もちろん、牛使いのおじさんの話や歌を楽しみながら、水牛車に乗って島に渡るのも最高でした!

スジグロカバマダラ       :オオベニゴウカン

・・・つづく・・・