研究授業すきですか?嫌いですか?
年間計画が始動し始める5月。研究授業の計画もできたでしょうか?
そもそも研究授業ってどう思いますか?
「忙しいのに時間もかかるし、1時間でも自習にするくらいならやらないほうが子どものためでは。」なんて他の先生が言っているのを聞いて、若い頃、私もそう思っていました。
でも、産休育休明けで復職したあたりから「研究授業の前に学年で考え練り上げるのが勉強になる。研究授業って大事なんだ。」と思うようになりました。
理由その1、小学校の教師は教室に入ってしまうと自分一人の世界が作れるので、他の人のやり方を見ることが少ないし、見られて批判されることも少ない。つまり自分がスキルアップする機会が少ない。
その2,毎日が忙しいので教材研究をそれほど深く考えることなく日々の授業が過ぎてゆく。教材研究を深くするといろいろな発見があります。それは他のことにも生かすことができるのです。
その3,一つの教科の一つの単元でも自信を持って教えることのできるという強みを手に入れることができる。
つまり、しんどい目をしても多くのことが得られるのが研究授業だと思うのです。もちろん自分がするだけでなく、校内・校外を問わず多くの授業を見られたらいいのですが、さすがに自習が多くなることは困るのでなかなか叶いませんが、機会があれば多くの人の授業を見るべきだと思います。
また、一人だけでする研究授業ではなく、数人で考え、練り上げた研究授業を最低年1回はすべきだと思います。1年に一回は力をいれた単元を作る、発表するなどの目標を持ってスキルアップを図っていくほうが、クラスもまとめやすかったような気がしました。目標を持つことによって今なにをすべきかが明確になってくると思います。その先生の姿勢、それはクラスの子どもたちへの良いお手本にもなるからだと思うのです。
大変なクラス、学年、学校ほど行事や発表を多くするほうが子どもたちがしっかりしてくる。と聞いたことがありますし、私も何度か実感しました。
「大変だからできないのではなく、大変だからする。」ということはこれからの学級経営で心に留めておいてほしいことです。
今年はどんな研究授業をしますか?どんな発表に取り組みますか?先生自身が毎日スキルアップしていってください!
*台湾 九分