きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

立春なのに・・・

暦の上では立春を過ぎ春なのですが、まだまだ寒く「早春賦」で歌われているように「春は名のみ」のようです。時折暖かい日があるのがかえって体にこたえたりしませんか。

メダカ鉢の氷


けさもメダカの鉢に氷が張っていました。温暖化が言われだしたころから、冬でも大阪辺りでは氷を見ることが年に一度あるかないかだったので、今年は氷の出現率が多いような気がします。ということは今年って寒いの?今年何回か氷を張っているのを見たのですが、薄い氷は三角形の筋が入って幾何学模様のようでした。数年に一度の最強寒波が来た時にはさすがにぶ厚い氷が鉢全体に張っていて模様はなかったのですが、薄い時にはきれいな模様になります。二つあるメダカの鉢の一つは凍っていないように見えたのですが、よく見ると氷の筋が二本ほど入っていました。線を引くように氷って凍っていくのかな?4年の理科で試験管の水を凍らせる時にはなかなか凍り方まで観察するのは難しいのですが、大きな入れ物で凍らせたらどうなるのか見てみたいと思いました。メダカの鉢にはいろいろな物が浮いているのでこのような現象が起こるのかもしれませんが。

窓霜

スキーで雪国に行くと窓が凍っているのを見かけることがあります。それはそれは美しい模様が描かれていて感激します。あの模様はどうしてできるのでしょう?


googl先生によると、これは窓にできる霜で「窓霜」と呼ばれで、一般に外気温が氷点下6度以下でできるそうです。外気によって窓ガラスが冷やされ、その周りの水蒸気も冷えて水滴になり、それが氷の結晶となります。その結晶がどんどん大きくなって模様を作り出すのだそうです。

ヨーロッパのある地方では、この窓霜はとげだらけの妖精「ジャックフロス」の指紋で、凍てつく夜に妖精が窓ガラスに氷の指紋を付けていくという言い伝えがあるのだそうです。そういわれればそんな気がします。一つとして同じ模様がないのが不思議です。


不思議と言えば、うちにある銀木犀とヒイラギが秋からずっと花が咲いています。一つの花が長く咲いているのではないのですが、入れ替わり立ち代わり咲いています。金木犀は一時期しか咲かないのに・・・。調べてみても銀木犀の花の時期は金木犀と同じ10月ごろになっていますし、ヒイラギも10月から12月になっているのですが、なぜかずーっと咲き続けて今も咲いています。昨年まではそうではなかったような気がするのですが、今年は・・・。不思議です。

*今朝の銀木犀とヒイラギ

ほったらかしにしていたシクラメンの花が咲き始め、シンビジウムもつぼみが大きくなり、公園の梅の花も満開!もうすぐ暖かくなるのでしょうか。楽しみに春を待ちたいと思います。

 

熊野三山旅日記9

最後の目的地一枚岩へ・・・そろそろお腹がペコペコです。

一枚岩

*一枚岩:大きすぎて入りきれない!


古座川沿いにそびえる山のように見える大きな岩です。高さ100m幅500mの巨岩で、一つの岩でできているのですが、まるで山のよう。

伝説では、「昔、太地に岩が大好物の魔物(虫喰岩の時に出てきた魔物です)が住んでいて、岩が連なる古座川にやってきて次々に岩を食べていきました。一枚岩に嚙みつこうとした時、村の猟師の犬が襲いかかりました。犬が嫌いな魔物は逃げ出し一枚岩は守られました。」というものです。

一枚岩の中央のくぼみは魔物の歯形、雨が降り続いた時に流れ落ちる「陰陽の滝」は魔物の流した悔し涙だそうです。

4月19日前後と8月25日前後の夕方5時ごろには一枚岩に犬の形をした影が浮かび上がるのだそうです。この時も2時を過ぎると影が一枚岩にかかっていました。ちょうど犬の形に見える時があるのでしょう。ちょっと見てみたい気がしました。

遅くなりましたがここでやっと昼食に。


道の駅一枚岩monolish(ものりす)
は一枚岩の対岸にあり、一枚岩を見ながらお食事のできるおしゃれなレストランです。イノシシ肉を使ったジビエ料理があるお店だったのですが、「イノシシ」を頼む勇気がなく「サーモンフライ定食」と「うどん定食」を頼みました。自家製タルタルソースの添えられたサーモンフライは脂がのっていて、最高に美味しかったのですが、やっぱりこういう時は普段食べられないものに勇気をもって挑戦すべきだったと反省!次回は挑戦したいと思います。

ここには、キャンプサイトもあり、ちょっとイケテル道の駅でした。夏などは人で賑わうのでしょう。

いろいろな奇岩を見て、自然の偉大さを満喫して古座川を離れました。まだまだ見るところのありそうなディープな和歌山でした。

高速道路を一路大阪へ。高速道路が紀伊半島を一周したら那智勝浦などへも行きやすくなるだろうなと思います。山の中の道も趣深くて私は好きなのですが、やはり時間がかかってしまうのが難点です。


熊野古道を歩いてみるのは大変だけど素晴らしい」と語り部の橋口さんが言っておられましたが、いにしえをしのんで旅するのもいいかもしれません。私は歩くのが・・・。若いうちに行けばよかったかな。

ここで扱った伝説は古座川観光協会の出している「古座川Asobist」というパンフレットを参考にさせていただきました。

和歌山サイコー!この旅も良い旅でした。

 

熊野三山旅日記

 

熊野三山を参詣した帰り道、少し寄り道して古座川に沿って点在する奇岩を見に行きました。

古座川の奇岩めぐり

古座川の流域には奇岩が多くあり南紀熊野ジオパークジオサイトに登録されています。これはこの辺りの土地の成り立ちに起因していて、約1500万年から1400万年前にマグマが噴出した時の通り道として形成された「古座川弧状岩脈」に寄るのだそうです。南紀熊野ジオパークは2014年に国内の地質遺産「日本ジオパーク」に認定されていて、今回訪れた3つの奇岩以外にも、「古座川弧状岩脈」に属する奇岩奇峰や自然とともに生まれた文化生活遺産など、全部で11か所が認定されているそうです。

虫喰岩


ハチの巣のように大小無数に空いた穴があるのが虫喰岩です。風雨による浸食や岩石中にできた結晶の風化によってできたと言われてもちょっと不思議な感じです。


伝説では岩を食べるのが好きな魔物が食べた跡なのだそうです。岩の頂上近くには祠があって観音様が安置されていたのですが、今は麓の観音堂に移されています。穴のあいた小石に糸を通して願掛けすると耳の病が治ると伝えられているそうで、小石がたくさん供えられていました。駐車場には道の駅「虫喰岩」がありましたが、お土産を少しおいているだけでした。

それよりも気になったのが、この辺りに空高く舞うトンビ!たくさんの数のトンビが舞っていたのです。たまたまなのか、時間に寄るのかわかりませんが、とにかく多くの鳥が谷あいを飛び回る様子にビックリ!カメラに収めるには私の腕が・・・。わかりますかこの写真で?


瀧の拝(たきのはい)

古座川の支流の流れの中に水路や滝ができている不思議な光景です。川床の岩盤が流水で浸食されてできたのですが、川底って普通は砂か泥がたまっていたりしてほぼ平らなのに、ここでは橋のすぐ下の川底がえぐれていて滝になっているのです。ポットホールと呼ばれる丸く掘られた穴も多く見られます。


ここにも伝説があって、「昔、瀧之拝太郎という侍が住んでいて、願掛けをして刀で岩を掘っていたら、誤って刀を滝つぼに落としてしまい、滝つぼに飛び込んだ。7日たっても帰ってこない太郎を死んだと思い法要を営んでいたら、太郎がひょっこり帰ってきた。太郎によると滝つぼには宮殿があり、そこに住む滝の主である姫に歓待を受けて、太郎が帰る時お土産として落とした刀と丸い石を持たされた。それ以降、滝つぼで雷のようにゴロゴロ鳴っていた音は止んだ。」のだそうです。瀧の拝には、滝の主を祀った金毘羅神社があり、境内にはその石が置かれているそうです。


瀧の拝の横には、小さな祠があったのですが、その石がどれかわかりませんでした・・・。

駐車場から瀧の拝に川沿い行くと(すぐ近くですが)、途中にヤギをかっているお家があり、ヤギが小さな牧場のような柵に囲まれたところで二頭草を食んでいました。なんかとってものどかでいい景色でした。

駐車場にはヘリポートがあって、へき地の診療所もありました。この辺りはへき地なんだ!


次は一枚岩です。

・・・つづく・・・

熊野三山旅日記7

那智の滝と飛瀧(ひろう)神社


那智の滝は高さ133mで滝つぼは100m
もあり、一段の滝としては日本一の高さを誇っています。飛瀧(ひろう)神社の鳥居をくぐってさらに結構急な石段を下りると小さな社殿があり、滝つぼに向かって鳥居があります。滝自体がご神体なので、滝口には大きなしめ縄が張ってあります。年末に張り替えられたばかりのしめ縄は白さが際立っているようで、そこから三本の滝が流れ落ちているのです。


飛瀧(ひろう)神社の鳥居から望む大迫力の滝と滝つぼ、水の流れに水しぶきが素晴らしい。でも、水量の多い時にはちょっと怖そうです。実際数年前の水害のときには滝を拝む鳥居の所まで、流れでえぐられてしまったそうで、雨の時には立ち入り禁止になるそうです。この日は天気が良かったので、青空と美しくコントラストを見せる滝が見られ、帰り道ではうっすらと虹も見えました。ラッキー!

お土産も兼ねて八咫烏のおみくじを買いました。おみくじは「吉」だったので木に結ばずそのまま持ち帰ることにしました。

ここの駐車場で語り部の橋口さんとはお別れだったのですが、橋口さんが歩いて大門坂駐車場に戻るということなので、ご一緒させてもらうことにしました。途中まで車の通る道を降りて、ショートカットの道を通って大門坂の途中に降りてきました。春になるとその道には蕨などが顔を出し、ガイドの帰り道に摘んで帰るのだそうです。

下りている時大門坂で、昔の装束に身をやつした人に出会いました。大門坂の入り口付近にある大門坂茶屋では、中世の熊野詣の衣装が借りられるのです。その人はその衣装で上まで行くみたいでした。歩くのは大変そうでしたが、この石畳になんてぴったりなのでしょう。平安時代にタイムスリップしたような錯覚をおぼえました。

橋口さんは熊野古道も案内されるのですが、この大門坂が残っているのは石畳を敷いてあるからだと言っておられました。熊野古道の中でも人が通らなくなると自然に道が消えて、今ではわからなくなった道も多いとか。世界遺産になり注目の熊野古道ですが、昔の人は京都から紀伊半島を縦断し、熊野本宮大社へ、速玉大社から那智の滝へと続く山の中の道を歩いてきたのだと思うと本当にすごいと思いました。

ところで、山の中にある那智の滝が海から見えるのを知っていますか?そうです海から見えるのです。神武天皇がこの滝を見出し、昔の船乗りは那智の滝を見てここが紀州沖であると分かったのだそうです。まるで灯台のように海を行く人の目印になっていたということで、青岸渡寺には普通のお寺には供えないはずのお魚が奉納されています。遠洋漁業関係の会社からのお供えだそうです。すぐそばまで来ていても山の陰に隠れると見えない滝が、海から見えるのは本当に不思議です。

たっぷり3時間もお世話になり、いろいろな事を教えてくださった橋口さんありがとうございました!

ネイチャーガイドもされている橋口さんに、次に向かう奇岩の情報も聞いて、古座川沿いの奇岩に向けて出発しました。

・・・つづく・・・

熊野三山旅日記6

熊野那智大社青岸渡寺

大門坂を過ぎ、陰陽師安倍晴明のかけたという橋に使われていた石がおいてある所や、表参道を通って熊野那智大社に至ります。表参道には那智黒というこの地の名産の石で作られた硯や碁石を扱うお店がありました。この真っ黒な石に似ているということで、飴の「那智黒」がこの地のお土産になったのです。那智黒石で作られた硯で墨をすると、とてもすり心地が良いのだそうです。値段も・・・です。


熊野那智大社

朱塗りの建物が立ち並ぶ那智大社は、熊野不須美大神(イザナミノミコト)を主神に十二柱の神々と飛瀧権現(ひろうごんげん:滝の神様)をお祀りしています。元は滝の所にあったものを約1700年前の仁徳天皇の時代にこの地に移されたのだそうです。全部で6つの建物があり、イザナミノミコト、イザナギノミコト、スサノオノミコトアマテラスオオミカミ(ここまでは他の二社と同じ)と滝の神様が一社ずつに、もう一つのお社に残りの神様が入っておられるそうです。


中でちょうどお祓いをされている方がいらっしゃったのですが、巫女さんの舞がとても美しかったです。語り部の橋口さんによると、熊野三社の中でも那智大社の舞が一番だとか。普段近くの神社の御払いだと、巫女さんが鈴を振って終わりのところもあるのに、長い間優雅に舞っておられ、何となく霊験あらたかなような気がしました。

青岸渡寺

那智大社のお隣が青岸渡寺です。正方形に近い大きな建物です。この建物は世界遺産であるにもかかわらずなんと入場無料、土足で入れるのです。これも橋口さんに言われて初めて気が付いたのですが、考えてみると本当に「太っ腹!」ですよね。仲良く寄り添うように立っている神社とお寺。神仏習合霊場であったことがしのばれます。青岸渡寺が打ち壊されなくて良かった!!


青岸渡寺は花山法皇が西国三十三か所の第一番札所に定めた場所でもあります。父母に付き添って西国三十三か所や四国八十八か所を巡った話をしていて、ふと気が付いたのです。もしかして、西国三十三か所は途中から参加したので全部行っていない?!「これは全部コンプリートしないと・・・。」という気になりました。夫と相談して、「もうすぐ薬師霊場巡りも満願を迎えることだし、また、1番から始めよう。」ということになり御朱印帳を購入しました。橋口さんによると西国霊場巡りは、本当は三十三か所を三十三回巡るのだそうです!それは無理ですが、西国霊場を順番に巡ってコンプリートを目指すという新たなる目標ができました。

*特別な御朱印と蓮華


2023年5月31日までは、西国三十三か所草創1300年ということで、特別な御朱印や蓮華がいただけるそうなのですが、それまでに巡るのはちょっと難しそうです。


山の上にある二つの社から滝に向かって下っていくと三重の塔があります。よく滝と一緒に写っているあの朱塗りの塔です。今回はその塔には登りませんでしたが、次に訪れた時には登りたいと思います。まだまだ見るべきところがありそうでしたが、途中、ベストアングルで写真の撮れるところも教えてもらい、見え方の変わっていく滝を見ながら飛瀧神社まで降りていきました。

・・・つづく・・・

熊野三山旅日記5

大門坂を歩こう!

おはようございます!でまず朝風呂に。旅の醍醐味ですね。まだ明けていない空には星たちが・・・。そして漁に出ていた船が帰って来ていました。明かりがついていたのでイカ釣り漁船なのでしょうか。「寒いのに一晩中本当にご苦労様でした!」という気持ちになりました。


前日、休暇村のパンフレットの中に、熊野古道「大門坂を歩こう!」という語り部さんと歩くプランがあるというのを見つけてフロントにお願いしておいたのです。朝風呂のあとバイキングの朝食をしっかりいただいて(いつものように少し食べ過ぎて)8時ごろホテルを出発して大門坂へ。

「大門坂」から「熊野那智大社」「青岸渡寺」「那智の滝」などの名所を語り部さんと一緒に歩く2時間ほどのコースです。費用は一人1500円。定員20人だったのですが、この時は私たち二人だけ!3000円で専属のガイドをしていただけて、なんだか悪いなあと思うくらいでした。


9時の待ち合わせでしたが、8時40分ごろ待ち合わせの「大門坂の駐車場」に着きました。少し待っていると、車が一台着いて、ほどなくガイドの橋口さんが声をかけてくださいました。とても明るく優しい感じの女性ですぐに打ち解けることができました。その日は私たちだけだったので、すぐに出発。大門坂の駐車場は、熊野古道の一部の大門坂と呼ばれる参詣道の始まりの所にあるのです。

ロータリークラブがわかりやすいように立ててくれた石碑の所を、左手に道を進むと、ほどなくよくパンフレットで見かける杉並木の熊野古道です。結構な坂道ですが説明を聞きながらゆっくりと登っていくと関所の跡が。

*関所から見える初めての滝

ここで振り向くと小さく那智の滝が見えるのです。教えてもらわないとわからない。橋口さん曰く「関所は、滝が見えることでお金を出す価値があると思える場所に作ってあるのでしょう。」正に、坂を上ってきて初めて滝の見えるところに絶妙に作られていたのだと感心しました。

*木の根元に鹿が!

途中で野生の鹿発見!橋口さんによると、コロナの影響で観光客が減り、野生の鹿が参道まで出てくるようになったのだそうです。この時は3頭の鹿がいました。

*二匹の鹿、わかりますか?


坂を上り切った所が少し広くなっているのですが、ここに大きな山門があったそうです。明治の廃仏棄釈の時、元々お寺と神社が一緒になっていたのを、仏教をやめるよう迫られて、山門を壊すことで山の上のお寺は助かったのだそうです。


そんな歴史の一コマも説明していただくとすっと頭に入りました。説明を読んでいたらすぐ忘れるのに。そこから熊野那智大社へ。いよいよ熊野三山最後の神社です。

・・・つづく・・・

熊野三山旅日記4

神倉神社(かみくらじんじゃ)

神倉神社はすご~く急な538段の石段を上った山の上にある、巨石のご神体「ゴトビキ岩」を祀った神社でした。熊野の神々が最初に降臨した聖地とされ、熊野速玉大社の元宮です。

どれだけ急かというと、まず、登り口には「ご年配の方、ヒールの方、飲酒している方は登ってはいけない」と書いてあります。こんな注意書きのある神社は初めてです!そして参道を見上げると・・・。やめようかと思うほどの急なごつごつの石段。ただの急ではなく、積まれた石自体がごつごつしていて一段一段が高い!一瞬引きました!その時たまたま地元の子どもたちが登っていったので勇気を出して登りはじめました。最初のうちは「後ろにこけたら死ぬ」と思いながら慎重に、手も使いながらほぼ四つん這いで登りました。途中からは少しなだらかになりましたがしんどいしんどい!石段を登り続けて約20分やっと大きな岩のご神体の所に着きました。が、お社の前の最後の石段がまた急!「最後まで油断するな!」ということでしょうか。

お参りをして、景色を堪能して、今度は下りないといけません。「最後の急な石段、コワイ!」と思っていたら、途中に「女坂」と書いてある小さな標識が!きっとこっちの方が楽に違いないと細い山道に分け入りました。あまり楽ではなかったですが、急な石段よりは、命の危険を感じませんでした。後で知ったのですが2月6日の御燈祭りには、あの急な石段を松明に火を灯して駆け降りるのだそうです。すごすぎる!後で聞いた話では、やはりこの石段でけがをする方も結構いらっしゃるとか・・・。本当に恐ろしい石段でした!

そして、やっとの思いで降りたところの小さな社殿で「せっかくなので御朱印を!」と思ったら、なんと、なんと、御朱印は「熊野速玉大社にあります。」と書いてあったのです・・・。そうか、そういうことかと納得。でも、「もう一度速玉大社に行くのもなあ。」と思い御朱印はあきらめて今宵のお宿休暇村南紀勝浦に向かうことにしました。

体を動かし程よく疲れていざ温泉に!

休暇村南紀勝浦


全国の国立公園内にある休暇村は、ほぼ外れなくいい感じのお宿なので、よく利用させていただいています。特にここ南紀勝浦は温泉もあり、露天風呂が最高です。海を見ながら入れる屋内大浴場に同じく海を臨んで3種類の露天風呂があります。ぬるめの壺風呂は私にはぬるすぎますが、気泡で白くなっているお風呂と眺め抜群の岩風呂は最高です。途中にツボ押し効果のある石の埋め込まれた通路があるのも心憎い。(でも足がいたいけど)

お料理も海の幸山の幸のバイキングで満足できます。朝のバイキングには紀州名物「茶粥」もあります。お部屋から海を臨む眺めも最高で、朝は海から登る日の出を見ることができます。


そして、他にもあります、休暇村のいいところ。いろいろなアクティビティがあることです!この日もお天気だったので、星空の鑑賞会がありました。その日の星のことを説明してもらった後テラスから星を観察します。冬の星座たちが美しく瞬いていました。少し残念だったのは月が明るすぎたことでしょうか。

1日目が大満足で終わりました。

・・・つづく・・・