きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

熊野三山旅日記4

神倉神社(かみくらじんじゃ)

神倉神社はすご~く急な538段の石段を上った山の上にある、巨石のご神体「ゴトビキ岩」を祀った神社でした。熊野の神々が最初に降臨した聖地とされ、熊野速玉大社の元宮です。

どれだけ急かというと、まず、登り口には「ご年配の方、ヒールの方、飲酒している方は登ってはいけない」と書いてあります。こんな注意書きのある神社は初めてです!そして参道を見上げると・・・。やめようかと思うほどの急なごつごつの石段。ただの急ではなく、積まれた石自体がごつごつしていて一段一段が高い!一瞬引きました!その時たまたま地元の子どもたちが登っていったので勇気を出して登りはじめました。最初のうちは「後ろにこけたら死ぬ」と思いながら慎重に、手も使いながらほぼ四つん這いで登りました。途中からは少しなだらかになりましたがしんどいしんどい!石段を登り続けて約20分やっと大きな岩のご神体の所に着きました。が、お社の前の最後の石段がまた急!「最後まで油断するな!」ということでしょうか。

お参りをして、景色を堪能して、今度は下りないといけません。「最後の急な石段、コワイ!」と思っていたら、途中に「女坂」と書いてある小さな標識が!きっとこっちの方が楽に違いないと細い山道に分け入りました。あまり楽ではなかったですが、急な石段よりは、命の危険を感じませんでした。後で知ったのですが2月6日の御燈祭りには、あの急な石段を松明に火を灯して駆け降りるのだそうです。すごすぎる!後で聞いた話では、やはりこの石段でけがをする方も結構いらっしゃるとか・・・。本当に恐ろしい石段でした!

そして、やっとの思いで降りたところの小さな社殿で「せっかくなので御朱印を!」と思ったら、なんと、なんと、御朱印は「熊野速玉大社にあります。」と書いてあったのです・・・。そうか、そういうことかと納得。でも、「もう一度速玉大社に行くのもなあ。」と思い御朱印はあきらめて今宵のお宿休暇村南紀勝浦に向かうことにしました。

体を動かし程よく疲れていざ温泉に!

休暇村南紀勝浦


全国の国立公園内にある休暇村は、ほぼ外れなくいい感じのお宿なので、よく利用させていただいています。特にここ南紀勝浦は温泉もあり、露天風呂が最高です。海を見ながら入れる屋内大浴場に同じく海を臨んで3種類の露天風呂があります。ぬるめの壺風呂は私にはぬるすぎますが、気泡で白くなっているお風呂と眺め抜群の岩風呂は最高です。途中にツボ押し効果のある石の埋め込まれた通路があるのも心憎い。(でも足がいたいけど)

お料理も海の幸山の幸のバイキングで満足できます。朝のバイキングには紀州名物「茶粥」もあります。お部屋から海を臨む眺めも最高で、朝は海から登る日の出を見ることができます。


そして、他にもあります、休暇村のいいところ。いろいろなアクティビティがあることです!この日もお天気だったので、星空の鑑賞会がありました。その日の星のことを説明してもらった後テラスから星を観察します。冬の星座たちが美しく瞬いていました。少し残念だったのは月が明るすぎたことでしょうか。

1日目が大満足で終わりました。

・・・つづく・・・