きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

白浜旅日記(前編)

3月末に白浜へ

目的の一つは、今年始めた西国三十三か所の和歌山から大阪南部の三つの札所を巡ることと、この前行きそびれた白崎海岸に行くことでした。

槇尾山施福寺


朝早くからまずは一番近い槇尾山施福寺へ。車で山道を進んで行くと山の中の駐車場に到着。そこからは山道を登らないといけません。石段もあり舗装もしていない山道を行くこと30分近く。開けた山の上に施福寺がありました。山の上にはお寺しかないのですが、正に桜の見頃。いろいろな種類の桜の花が咲いていました。そして、山からの景色も抜群!いい天気に恵まれ遠くまで見渡せました。山道を登ってきたかいがありました!お参りして御朱印をいただいて下山しました。

登るのはしんどかったけど降りるのは楽です。登ってくる人に後どれくらいか教えてあげられるゆとり・・・。そうです団体さんも来ていました。コロナで押さえていた旅行への気持ちに突き動かされるように人が動いているのを感じます。

風猛山粉河

槇尾山から和歌山へ進むと粉河寺があります。粉河寺はとても広い大きなお寺で、大門をくぐっていくつもの伽藍が立ち並び、長屋川の流れに沿って進むと桜の花が満開!中門の中に進むと桃山時代枯山水の見事な庭園があります。もちろんお庭も見事なのですが、やはりこの時期は桜でしょう。

*国指定名勝の庭園

*手水所と指をくわえた獅子

途中毎日お参りに来ているというおじさんが手水所の上の獅子が指をくわえているというのを教えてくださいました。なるほどね、言われなければ気が付かない!なんだか得した気分になりました。おじさんありがとう!お参りを済ませて御朱印をいただいてさあ、次は・・・

紀三井山金剛宝寺紀三井寺


紀ノ川を渡り和歌山の市街地を抜け、海に進むと紀三井寺です。紀三井寺というお寺だと思っていたのですが、本当は金剛宝寺(こんごうほうじ)というのを初めて知りました。山内から三つの霊泉が湧き出すことから紀三井寺という名で親しまれてきたのだそうです。ここも山の上にあるお寺で、参道が231段の石段になっています。今はケーブルカーとエレベーターで石段を登らずに上がることもできるのですが、石段は「厄除け坂」と呼ばれていて女厄33段、男厄42段、還暦厄61段と区切られています。石段を上ると厄除けのご利益があるとされているのを知ると登らざるをえないでしょう!ちょっとしんどかったけど槇尾山よりマシマシ。厄除けのご利益があるように祈りながら登りました。ここの桜は早咲きで有名なのですが、今年は例年になくどこも暖かかったのでみんな一緒に咲いているようで、ここでも満開の桜が出迎えてくれました。ここからは、桜の向こうに景勝地和歌の浦と海が望めます。やはり登って来た価値のある素晴らしい眺めです!

大学が和歌山だったのですが、粉河寺も紀三井寺も実は初めて訪れました。どちらも一度は訪れたいお寺です。桜の時期はお勧めです。