いよいよ新年度
早いところでは明日から給食が始まるのではないでしょうか?
学年最初の給食は、給食苦手な子にとってはドキドキです。
この先生はどこまで許してくれるんだろう???
近年「完食指導」についての批判が強まっています。
学校での完食指導によって「会食恐怖症」になった方もいるのです。
教師として給食指導をどう考えるのかが問われることになります。
SDGs的に言えば、出された給食は完食する方がいい。でも・・・・
40年小学校で指導してきた私はというと、完食にはこだわらない方でした。
なぜなら私もあまり給食が好きではなかったから。
当時のクジラの肉(今では高級品?)は大嫌いでした。
けれども、時代ですから食べていましたけどね。
量を増やされたら・・・もっと嫌いになっていたでしょう。
子どもによって食べる量は全然違います。
いつもお代わりする子、残す子、時間がかかる子、早食いの子。
本当に少ししか食べない子もいるし、偏食の子もいます。
少ししか食べない子に無理に食べさせるのは拷問に近いことなのではないかと思います。
ただ、初めて食べるものを嫌がる子もいます。
学校の給食は家庭の料理には出なかったものも出てくるし、見た目が美味しそうでないものもあります。
「食べたことがないから食べない」はもったいないです。
食の世界を広げるのも給食の指導の一つではないかとも思います。
・・・つづく・・・