読書量は学力と密接な関係があります。
朝日新聞「EdeA」の11月号では「読書のチカラ」という特集が組まれていました。
そこには、小中学生では、本を多く読んでいる子ほど、理解・思考・表現が得意であることがグラフで示されています。
また、全国学力学習調査のアンケートから「家に本の冊数が多い子ほど正答率が高い傾向がみられる」とも。
実際に子どもたちに接していると、読書量の多い子は読解力や語彙力があり、思考力も優れている子が多いと実感します。
読書は映像を見るのと違って主体的に取り組む姿勢が必要ですし、文字から創造力を働かせて自分の中で映像を作り出すイマジネーションも必要です。
それらをずーっと頭の中で繰り返し訓練しているのと同じですから、いろいろな力が付いてくるのは当然です。
また、何かに行き詰っても今までの本から得た知識や新たに得ようとする知識が乗り越える助けとなってくれるでしょう。
本が好きになるのは、人生の中でとてもプラスになることなのです。
では、どうしたら本が好きな子になるのでしょう?
ここで、忘れてはいけないのは、「無理強いすると子どもは嫌がる」ということです。
「子どものため」と思っても「親の考えを押し付ける」と必ずしっぺ返しが来ます。
そこで一番簡単なのは小さい頃の読み聞かせです。
親も楽しみながら、短い時間でいいので、読み聞かせをすることです。
ベネッセ教育総合研究所の調査によると、入学前に週4回以上読み聞かせしてもらった子どもはその後も本を読む時間が長いそうです。
暇を作って、読み聞かせをしてあげてください。