きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

怒らずほめる

「先生の不適切な言動は、子どもを追い詰める。」

最近いろいろな所で、指導者としての言動が話題になっています。


教室の中はもちろん、スポーツの世界でも「怒らずほめる」指導で強くなったチームのことや指導者のことが新聞記事になっているのを見かけます。

スポーツの大会でも指導者が怒鳴ってはいけない大会などが行われるようになってきました。


日本では、
厳しくすることが子どものためになり、子どものことを考えるなら厳しくして当たり前という考え方が広くいきわたっていました。

そして、今の指導者や先生の中にも、そのように指導されてきた人が多いのです。

最近、「そうではない!」と言われるようになって来たのですが、残念ながら自分が経験のないことをすんなり受け入れてできる人は少ないです。成功してきた人ならなおさらです。


今の主流
は、「自分たちで考えて高めていく。指導者はその伴走者であるべき」という考え方です。

これは、その人の生涯を作っていくための考え方で、やらされるのではなく、自分で行動できる人を作るための指導に不可欠なものです。

となると、目指すクラス(チーム)は・・・

「ちゃんと」したクラスではないのです。

先生の言うことを素直に聞いているだけの子がいい子だと限らないのです。


静かな思い通りになるクラスは先生の自己満足のためのクラスです。

自分で考えて行動しているか?楽しんでいるか?しっかり観察することが大事なのだと思います。

 

ただ、一番難しいのは自分の固定観念を変えることです!

一朝一夕には変わらないかもしれません。

 

けれども、先生や指導者としては、そこを踏まえて自分の立ち位置を見直す、新しい考え方を実践してみることが大切な事だと思います。


これは、先生や指導者に限らず、親や職場の上司としても大切な事ではないでしょうか。

ご自分はどんなタイプの先生(指導者・上司)でしょうか?