きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

秋の雑学(赤とんぼ、キノコ、稲)

彼岸花に続き 秋の雑学を

いつの間にか燕がいなくなり、赤とんぼが舞っています。先日の雨の日に赤とんぼがオクラの葉に逆さになってぶら下がっていました。じつは前日の夕方からずーっと雨宿り?していたようです。まさにお泊りしていたのです。

*雨宿りでお泊りの赤とんぼ

赤とんぼ

「赤とんぼ」とよく言いますが、「赤とんぼ」というトンボはいません。体が赤いトンボの総称です。主にアキアカネとナツアカネをさすことが多いのですが、他にも21種類くらい赤とんぼと言われるトンボがいるそうです。ただ、秋に平地で群れをなして飛んでいるのはアキアカネが多いようです。

このアキアカネ、通常はメスがオスより赤色が淡いけれど、寒いところでは、メスの赤い色がより濃くなるので体温調節昆虫と呼ばれることがあるそうです。寒いところの方が「赤とんぼ」がより「赤とんぼ」らしいのです。

ナツアカネは夏も平地にいますが、アキアカネは暑さに弱いので、夏は高地にいて、秋になると平地に帰ってきます。両方とも成熟するまではあまり赤くないので、秋になり成熟すると「赤とんぼ」と感じるのです。

全国的に「赤とんぼ」も水田の農薬の影響などで数を減らし、大阪では「純絶滅危惧種に指定されているそうです。大阪では、水田も少なくなって「赤とんぼ」も生きにくいのでしょうね。

白いキノコ

*オオシロカラカサタケ

秋らしい風景をもう一つ、近くの公園を通り過ぎようとしたら、そこいらに白いキノコが・・・。大小取り混ぜて10以上も!もう少し進んだところにも、今度は傘が完全に開いて直径10㎝近くあるものも!

*公園のキノコ

春から秋にかけて、雨の多い時に出るキノコですが、何となく「キノコ狩り」というと秋という感じがします。

ところが、帰ってこのキノコの名前を調べてビックリ、毒キノコだったのです。まあ、公園のキノコを食べる人はいないと思うのですが、猛毒の「オオシロカラカサタケ」でした。食べると嘔吐や下痢の激しい胃腸症状を起こすそうです。こんな身近に毒性のキノコがあるなんて、その事実にもビックリです。結構見かけるキノコなので(学校でも生えていそう)皆さんも注意してください。

秋と言えば新米

*稲刈り間近

早いところでは8月から、遅いところでも10月上旬に稲刈りが終わると思います。いよいよ新米の季節ですが、お米は一粒のお米から約何粒のお米ができるか知っていますか?

一粒のお米から一株の稲が育ちます。その株から稲穂が約20本。その穂には約80個の実が付きます。つまり、20×80=1600  1600個の実ができるのです。ということは、半年で一粒が1600倍に増えるのです。他の植物と比べても、こんなに効率の良い植物も少ない!お米はとっても素晴らしい植物です。だから主食になれたのでしょうね。

*稲穂