きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

地域防災を考えると

今年は日本中が暑くて「災害級の暑さ」と言われています。そして、各地で起きるゲリラ豪雨。台風は沖縄辺りを行ったり来たりの迷走したり、ゆっくりゆっくり関西を直撃!なんて夏なんでしょう!?まだまだ夏は続くのに・・・


日本は本当に自然災害が多いですよね。台風に地震と数えればきりがない。でも、そんな中でたくましく生きているのが日本人なのでしょう。

以前は、私の住む大阪は比較的安全地帯ではないかと考えていました。阪神淡路大震災までは「大阪は大きな地震がない」と信じていましたし、2018年の台風21号で大きな被害を受けるまで、台風が直撃しても余り被害を受けた記憶がなかったのです。けれど、日本にいて地震で安全な場所はないし、大型で強力になっている台風は進路次第でどんな場所でも大変な被害をもたらすということが、今は常識になっています。毎年毎年繰り返される災害ですが、自然の中で生きている以上ある程度は仕方がないのかもしれません。それだけに命を守る行動が叫ばれていて、テレビやラジオなどでも繰り返しいろいろな情報提供があります。


ずーっと仕事をしていて、地域とのつながりは子どもが小学生の時の子ども会くらいだったのですが、仕事をやめてから少しですが地域の福祉活動のお手伝いをしていると気になることがあります。地域には一人暮らしのお年寄りも多く暮らしています。一人暮らしでなくても老々介護の家庭も。いざ災害という時に、大丈夫かと気になります。台風などは予想できるので、事前に家族や知り合いの所に避難される方もいますし、早目の避難も可能でしょう。でも、地震の時のことを考えるととても心配になります。おまけに、最近では自治会などに入らない人も増えてきて、地域での共助体制ができないところもあるのです。


阪神淡路大震災の時、震源の淡路島は人的被害が少なかったのですが、それは地域での助け合いに寄って助けられた人が多かったからという話を聞いたことがあります。隣に何人住んでいるかわからないのでは助かる命も助からないでしょう。


普段は自治会なんか面倒くさいだけと思っていても、何かあった時に頼りになるのは近隣の人です。国や地方公共団体がすべてをしてくれるわけではありません。地域防災は今後誰もが考えていかなければならないことだと思います。

今回の台風で地域のお年寄りと話していて、普段からの近所づき合いが大事な命を救うのではないかという思いを強くしました。