きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

明日は七夕です

夏の夜を彩る星たち。今は4年生で学習しますが、林間学校や修学旅行など泊を伴う学校行事は子どもたちと夜空を見上げる数少ないチャンスです。特に夏に行われる林間学校では夏の夜空を満喫したいですね。その為にも普段から天文の事象に関心のある子どもたちを育てておきたいものです。

皆既日食


ところで、先生方は星に興味があるでしょうか?

最近は理科が苦手な先生方が多いようです。教育学部がどちらかというと文系になるからかもしれません。それで、高学年は理科の専科がいる学校もありますし、文科省もそれを進めています。私も再任用期間に理科の専科をしていたのですが、理科は普段日常で起こっている事象を取り上げることの多い教科なので、担任だったらやりやすいのにと思ったことが多々ありました。また、担任の時には、専科で持っていただいていることは楽なのですが、この学習を今やったらうまくいくのにと思ったこともありました。私が「理科が好き」だったからかもしれませんが・・・。


担任であれば、専科で理科を持ってもらっていても、七夕などの時には、学年に合わせて七夕祭りをしたり、できなければ話だけでもいいので、七夕にちなんだ夏の星座についても話してあげてほしいです。だいたいクラスに数人は星に興味を持っている子がいます。また、新たに興味を持つ子がいないとは限りません。付け焼刃の知識でも構わないし、詳しい子がいたらその子に説明してもらっても良いと思います。4年生で習う「夏の大三角」の白鳥座、こと座、わし座は直接七夕に関係のある星座ですし、都会でも見ることが出来ます。そして都市部では少し見にくいのですが南の空のさそり座。それぞれを代表する1等星のデネブ、ベガ、アルタイル、アンタレスなど とりあげてみてはいかがですか。

白鳥座は天の川を渡すために羽を広げている鳥の姿をしていて、十字架の形に似ているので北十字星とも呼ばれ、有名な南十字星(サザンクロス)より立派である。」「こと座のベガ(織姫)が天の川の外側にあるのに対して、わし座のアルタイル(彦星)は天の川に浸かってる。」「さそり座のアンタレスは火星(ターレス)と張り合うくらい赤色なので、アンチターレス→アンタレスになった。」「冬の星座の代表オリオン座は、オリオンがサソリに刺されて死んだので、サソリを恐れてサソリ座が沈んでからしか出てこない。」などの話を学年に合わせてしてあげると興味を持つかもしれません。そして、夏休みに夜空を眺めてくれるかもしれません。

*冬の星

七夕の日は、まだ梅雨で星空を眺められないかもしれませんが、梅雨の晴れ間は雨でほこりが落とされて星がきれいに見えます。また、夏休みは出かける機会も多く、星空を見る機会が増える季節です。自然の事象に興味を持つような働きかけを七夕の機会にしてあげてください。