きぬさや自由帳

日々思うこと、旅日記、子育てのヒントなど

木になる話(子どもに雑学を)

「へ~!」と言わせよう!

好きな人には当たり前の事でも、あまり興味のない人にとっては「!」なことが結構あります。ましてや子どもたちにとっては、見ているだけでは何とも思わないことが聞いてみると「へ~!」ということが多々あります。子どもたちの興味は様々ですから、是非いろいろな分野の「へ~!」となることを話してあげてください。

今回は植物の雑学です。

木にもオスとメスがある!

イチョウ


ヘチマなどの雄花と雌花が理科の学習で出てきますし、「おしべ」と「めしべ」の学習もします。でも、木にもオスとメスがあるのは知らない子が多いです。

案外、多くの木にオスとメスがあり、オスを「雄木(おぎ)」、メスを「雌木(めぎ)」と呼び「雌雄異株(しゆういしゅ)」と言います。雄木には雄花が雌木には雌花が咲き、両方植えていないと実がなりません。もちろん雌木の方だけに実がなるのです。実がならない木だと思っていたら雄木だけや雌木だけ植えていたりすることもあります。

よく見かけるものではイチョウ。同じように見えるイチョウでも銀杏(ぎんなん)ができる木とできない木があるのです。多くの学校にイチョウはあると思うので子どもたちに観察させてみたらいかがでしょうか。

銀杏は落ちると臭いので街路樹としては雄木ばかりをあえて植えているところも多いようです。

他にも、ソテツ、オリーブ、キウイ、ヤナギ、アケビ、ツゲ、マキ、キンモクセイ、ポプラ、サンショウ、ビワ、ヒイラギ、イロハモミジ・・・などたくさんあります。

常緑樹の葉は、1年で入れ替わるの?

*スギ


私は常緑樹といえども、だいたい一年ですべての葉が入れ替わると思っていました。ただ、落ちるのが次の新しい葉が出てきてから落ちるから常緑なのだと。

ところが、常緑樹の葉の寿命が樹木によって異なるということを最近知ったのです。驚きました!

日本ではシイやカシは1~2年、スギやマツで2年~2年半、キンモクセイが6年くらいだそうです。中にはアメリカのイガゴヨウマツのように33年もあるものもあれば、熱帯雨林の常緑樹は半年くらいで落葉するのだそうです。一般的には厳しい環境の植物の方が葉の寿命は長いらしいです。

通常は少しの古い葉と多くの新しい葉が混在しているのでいつも緑色に見えるのです。

私はクスノキが春に葉を落とし新しい葉っぱが出ているのを見て、他の木もそうなのだと思っていましたが、クスノキでも1年以上落ちない葉もあるそうです。なかなか奥深い世界ですね。

*モミジとソテツ