旅行に行くなら、計画を立てる時に子どもたちを加えてください。
いつどこ行くかはもう決めているでしょうが、細かい計画を立てるのに子どもたちも参加させると、2倍、3倍思い出に残る旅になると思います。

6年の担任を持っていた時、あるお母さんが、
子どもが広島の原爆記念館に行きたいというので、お金も時間もないけど、二人いろいろ考えて、夜行バスに乗って行ってきました。
という話を聞かせてくださいました。
その子は、特別成績が良かったわけではありませんが、素晴らしく生活力があり、イベントなどではアイデアをたくさん出して周りをリードしてくれる子でした。
この子の生きていく力や考える力はこの家庭でつけられたものなのだと納得しました。

子どもに与えるのは簡単で楽ですが、子どもとともに作り上げることでお互いに成長できるのだと思います。
成長したわが子を実感できるのではないでしょうか。
子育ての楽しみはこんなところにもあるのです。

これからの世の中は「発想力」や「コミュニケーション能力」が今まで以上に必要だと言われています。
これらの能力はどこかに習いに行くものではなくて、日常の生活の中でつくものです。
夏休みに楽しみながらいろいろな力をつけてあげてくださいね。
